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高齢者の医薬品適正使用にケアマネジャーの役割

2019-01-26 11:09:01 | Weblog


高齢者医薬品適正使用ガイドラインの検討がされている。
その資料には
「『高齢者の医薬品適正使用の指針』は、ポリファーマシーにおける診療や処方の際の参考情報を医療現場等へ提供することを意図して 作成された。つまり、単なる減薬ではなく、高齢者の薬物療法の適正化を目指すためのもの」で「今般の追補(P)では、患者の病態、生活、環 境の移行に伴い関係者にとって留意すべき点が変化することを念頭に、患 者の療養環境ごとの留意事項を明らかにすることを目的」として作業をしているという。
そして「追補の主たる利用対象は総論編と同様、医師、歯科医師、薬剤師とするが、とりわけ追補で対象としている療養環境では、服薬支援、情報共有等 で看護師や他の職種の関わりも重要である」ということで、
たとえば
「そのため、患者が退院・退所する場合には、入院・入所中に各職種が共有していた情報を、地域の多職種と共有することが望ましい」ことから「療養環境の移行時にも医療情報が途切れないように配慮し」「患者が入院・入所した場合でも、退院・退所により再び地域に戻って来るため、退院・退所の際にはこれまでの医療・介護のスタッフによるサービスが再開されることが望まれる」ので、ここで取り上げているのは、医療機関内及び医療機関と介護施設との間を検討しているが居宅でもこれからケアマネジャーも薬剤に関ることが欠かせない。

さらに今回の制度改正で作られたターミナルケアマネジメント加算に係る支援では、疼痛を和らげる対応として薬剤も用いられるが、それは十分な管理が求められる薬剤であり、自宅に置いておけるものでない。痛みが激しい時医師の指示で鎮痛剤を服用するときに対応して医師の手に届く必要があり、その実現には薬剤師がその薬剤を届けてもらうようにすることが欠かせない。
これを
「ポリファーマシー対策として、現在服用している処方の確認・見直しを検討する過程において、アドバンス・ケア・プランニング(Advance Care Planning: ACP)の実践、非薬物的対応の視点や患者を共に支える多職種の連携は重要である」と、この検討の資料が記す言いである。

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