nikkurei社長のひとこと**ケアマネは希望の星だ**

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将来に影響を及ぼす2021年に起こった出来事

2021-12-31 16:39:22 | Weblog
今年は介護報酬だけにとどまらない改定となった介護保険制度は将来にわたって大きな影響を及ぼし続けるが、それ以外でも影響を与えるだろうと思うことが3つあった。
1つは今回改定によりICT活用が促進されるが、見守り機器の導入はそれだけサイバー攻撃のリスクが増す。現に徳島県の医療機関半田病院は今年身代金目的のランサムウェアにより電子カルテ・レセコンに支障が生じて数か月診療が止まったという事象が発生した。今後、このリスクは介護施設に及ぶことが心配される。
次に話題になったメタだ。アルファベットの社名をメタとしたことからにわかにメタベースが忠告された。介護でもメタベースの方向に行くことは予想に難くない。たとえばケアマネジャーのアセスメントを仮想空間で体験するなどが行われる。アセスメントであれば介護業界にあるデータの不在とデータの品質の問題の影響を受けずに他の分野のデータを用いてのメタベース構築でアセスメント時の利用者の反応を仮想空間に表すことができ、この体験からケアマネジャーのアセスメント能力を培うことが出来るだろう。
最後に12月に起きた衝撃的な大阪のクリニックでの放火による死亡事件は介護事業所・居宅介護支援事業所でも対岸の火事と安心してはいられない。利用者家族とのトラブルが発展して苦情にとどまらないいわれのない攻撃があってもおかしくないだろう。こうした事態は層々起こることではないが万が一の備えは従事者を守り利用者も守るために想定しておくべきと思った。
来年は診療報酬改定があり10月には臨時の介護報酬改定がある。成年後見制度では中間計画の見直しによる制度の充実が図られる。来年は今年以上にアグレッシブにしていきたい。

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