よんたまな日々

サッカーとゲームと本とおいしい食べ物

私の愛したゲームたち その6

2021年10月03日 | ゲーム

今日は歴史シミュレーションゲームを6本。
「三国志」
「信長の野望」
「三国志戦記」
「三国無双」
「戦国無双」
「戦国BASARA」

なんだか有名過ぎて、私ごときが今更何を語るのかという気分なのですが、恐れずひたすら主語は私。私がどうこのゲームに関わったのかを話したいと思います。

まずはゲーム「三国志」。これをやる前に、人形劇三国志、横山光輝三国志、吉川英治三国志くらいは、見たり読んだりしていました。とりあえず、前二つは、放送回数、巻数多過ぎで、つまみ食い的に楽しんでいましたが、全部を見た訳ではありません。そして吉川英治版に至っては、桃園の誓いから、董卓征伐くらいまでは読んだのですが、その辺で登場人物増え過ぎで覚えきれず挫折していました。

ゲーム三国志は、PCゲームが出始めたごく初期に販売され、ありがたいことにとっととMSXにも移植されました。チープな画面、登場人物も少なく、出来ることも限定されていましたけど、使える武将の名を覚えるのに丁度良かったです。
小説などで活躍する武将は、高いパラメータが割り当てられており、在野の武将の誰を雇うのかの参考になりました。内政向き、外交向き、戦闘向きのタイプがあり、タイプ別の各国の武将を覚えることで、ゲームも楽しめるし、吉川三国志も読めるという両方のメリットで随分楽しめました。
三国志はシリーズ化されており、ストーリーが楽しめるように、どんどん複雑化し、今は14まで出ているそうです。私は3か4くらいまではやったと思いますが、覚えておりません。

まあ、とにかく楽しいゲームです。
じゃあ紹介動画を。


MSX版の動画もあったので。


この地味さ。今なら耐えられないかも。当時は、これでも熱中したものです。

会社に入って、中国出身東大ドクター卒のCさんと仲良くなって、色々と好きなゲームの話をした中で、この三国志の話をしたことがありました。
意外なことにCさんは中国四大奇書「三国志」「西遊記」「水滸伝」「金瓶梅」のいずれも知らず、三国志を一生懸命説明しました。説明している内に、「これって日本の中国侵略の歴史と重なる」と気付いて、その言い訳も始めて、ぐしゃぐしゃになってしまった記憶があります。
Cさんが笑顔で、「いつかゲームの画面を私にも見せてくださいね。」と言ってくださったので、大いに安心しました。

なおこのゲーム、初期シナリオからスタートし、曹操も劉備もPCに任せていると大抵ゲーム中盤で滅んでしまいます。人の才能よりも、周囲の敵の状態や、自分の国の豊かさでほぼ勝負が付くのでしょうがないですかね。私は、呉の孫堅でスタートし、引きこもってひたすら内政に精を出し、中原の敵がお互いに戦い合って消耗したところを圧倒的兵力で倒して行くのが好きでした。
吉川三国志でも劉焉が同じ戦略を採用し、蜀の地に閉じこもるも凡庸な息子の失政をきっかけに劉備に討伐の名目を与えてしまい、滅ぼされます。
その点、孫堅は、孫策、孫権という息子に恵まれ、中原を制覇して南征してきた曹操軍を赤壁で圧勝するポジション。勝手当たり前の戦略で普通に勝つのが好きな嫌な奴よんだでした。ちなみに初期曹操では、周囲の敵が多過ぎて難易度高く、劉備に至っては、国力なさ過ぎて、せめてまともな軍が養える状況になるまで攻め込まないでと祈りながらゲームするのですが、大抵、袁紹か劉表が攻めてきて負けました。
厳しい。

じゃあ一曲聴いて、次のゲームに。
喜多郎で「シルクロード」


ちなみに県民チェックで奈良県民は、奈良をシルクロードの終点と信じているというのがありましたが、奈良県出身の私としては、単なる事実ですよ。シルクロードの文物が、終点の正倉院に集まったので、今でも正倉院展で貴重なお宝が見れるのです。えっへん!

閑話休題、「信長の野望」
こちらはMSXへの移植が大分遅れて、三国志をやり尽くした後に買いました。
奈良県民としては、奈良に有力武将がいないのが不満でした。
信長でやってみると、家康との同盟があるおかげで、北条氏、武田氏との戦いを後回しにでき、とっとと、六角、浅井、浅倉を滅ぼし、京都に入った後、毛利と長宗我部を滅ぼしたら、その後、家康を排除して、余裕で武田に勝てました。その後の上杉、北条は楽勝。
一方、武田でやると、如何に早く上杉を倒せるか勝負です。上杉に時間をかけていると西征を始める前に寿命で死んでしまいます。逆に序盤で上杉さえ倒すことができれば、北条と同盟を結んで、家康、信長が弱小の内に倒すことができます。そうなれば、やっぱり敵なしで圧勝できます。
毛利は西の端過ぎて、しかも信長を倒さないといけないので、大変でした。

まあ、楽しかったですが、三国志ほどはのめり込まなかったです。

プロモ拾いました。


この手のゲームでやるなら、アートディンクの「関ヶ原」が面白そうだったのですが、ゲーム雑誌のレビュー見ていると、戦いの前にやることが多過ぎて挫折しそうと思ったので買いませんでした。



奈良に武将はいなかった訳ではなく、「真田丸」の片桐且元とか、「麒麟が来る」の松永久秀や筒井順慶とか、味のある人はいっぱいいるのですが、20代の頃の私にはまだそういう知識はなかったです。

あ、麒麟で思い出した。日曜日の夜にパパやママが台所にいると娘が、「麒麟が来るよ〜」と大河ドラマの始まりを教えてくれるのですが、少し早い時間に娘に、「もう、麒麟来た?」って聞くと、
「ううん、まだ、ダーウィンしか来てない。」って答えてくれるのが、とても可愛かったです。
「青天を衝け」は、そういうネタが無くて寂しいです。パパが時々、「もう、青は散った?」とボケをかましながら、リビングに戻ってくるのですが、ママと娘にスルーされる悲しさよ。

一曲行きましょう。宗次郎で大黄河。


じゃあ次は、三国志戦記。
今回、この記事を書くに当たって長考したのが、この作品の魅力をどう伝えるか。
結論!やってみないと伝わらねえ。
このゲームが他の作品のようにランキング上位に食い込まなかったり、シリーズがたった二本で終わったのが、すごく不満です。三国志シリーズで一番面白いと思うのに!

まずは、紹介動画見てください。


こういう風に技を連鎖させて敵に大ダメージを与える戦闘です。準備に時間がかかりますが、大連鎖が決まると、そのターンで戦闘終了します。


とにかく軍師が活躍します。
前半で紹介したゲームでは、真面目にシミュレーションしているので、三国志演義みたいな劇的な展開になりませんが、こちらは戦闘パートとシナリオパートを分けているので、ドラマとしても楽しめます。
「歴史にifはない」とよく言いますが、ifシナリオがかなり練り込まれていまして、私は赤壁の戦いに郭嘉が向かうシナリオが大好きです。曹操が赤壁で大敗した時に「郭嘉がいれば」と悔やんだそうですが、いればこうなったという展開が大層楽しく。
呂布と陳宮が仲違いしなければというifシナリオと並んで楽しめました。

陳舜臣の「秘本三国志」は、三国志のアナザーストーリーとしてお勧めなのですが、北方三国志は途中で読むのをやめました。
なぜなら、軍師が知力を発揮する前に、戦闘で実績を示せと言われるから。関羽や張飛が戦闘力と実績で評価されるのに対し、曹操陣営の軍師は、まるでパワハラみたいな扱いを受け、「上から目線で偉そうに指示するヤツは許さん」というマッチョな展開が軍師大好きな私にはストレスを感じるストーリーでした。
その点、三国志戦記は、軍師の質で勝ち負けが決まるので、大好きですよ。

じゃあBGMを。


そして一曲。姫神with YASUKAZUで、「草原情歌」。


次は三国無双です。
こちらはアクションシミュレーションゲームです。巨大な武器をブンブン振り回して、敵を薙ぎ倒して行きます。
デモ動画、ご覧ください。


この武器、とっても都合が良くて、振り回しても敵にだけ選択的に当たってくれるという。だから、何も気にせずにひたすら攻撃し続ければいいです。
時々ピンチに陥った味方の武将がSOSを出しますので、助けに行って上げてください。自分がゴールする前に味方が全滅すれば、ゲームセットです。

私が一番好きなシナリオは関羽千里行。


あと、長板橋の戦い


それから樊城の戦い。あの関羽が敗北し、最期を迎える一戦です。


楽しいですね。
ここまで書いて気が付いたのですが、
地政学的優位と人材に恵まれた呉は、「三国志」本シリーズで優位で、軍師と戦略、智略に恵まれた魏は「三国志戦記」、スター武将の揃った蜀は「三国無双」で有利と、それぞれのゲームで旨味が違うのが、よくできていますね。北方謙三さんは「三国無双」派でしょうか。

ちなみにキャラとしては、鳳統が一番好きでした。この動画を見ただけで泣けてきます。



えーっと、予想外に語ってしまいました。曲行きましょう。
式部で「水の精霊を呼ぶ歌」


次の戦国無双は、ごめんなさい、ほとんど記憶に残ってなくて、やらなかったのかなとも思ったのですが、濃姫がすごく印象に残っていて。

ということで濃姫動画。




あとは三国無双とゲームシステムが同じなので、思い入れのあるキャラがある人はどうぞという感じで。

最後は「戦国BASARA」。
こちらはゲームをやっておらず、アニメを見ただけなので、実は語る資格ないのですが、これまでのシミュレーションの中で最もヤンキー色が強いゲームで。
伊達政宗なんてヤンキーそのもの。でも、それが実は最も史実に近いかもね。



アニメで印象的だったのは謙信のくノ一と、信玄のパワハラぶり。




今日は動画だらけでごめんなさい。
後二曲聴いてください。




はあー!全部吐き出しました。スッキリ。
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2 コメント

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Unknown (グラーフリッター)
2021-10-03 14:07:19
三国志、その登場人物の多さゆえに、ゲーム化も難しいでしょうが、それだけにそれを上手くまとめ上げた光栄は凄い、としか言いようが無いんでしょうね
でもまぁ、それだけに難易度は大味な部分もあるでしょうが、それがまた魅力的……なんでしょう
私自身、PSの三国志4をやったことがありますが、やはり内政内政また内政、でしたねぇー 一度クリアしたいですが、それでも未だ……

しかし反面、無双はクリアしやすいですね 流石にトロコンは深くできないのも事実ですが、ストーリー性もあって……
無双シリーズは今現在、7エンパイアや8エンパイアに興味がありますねー いずれは欲しいところですが……
勿論8にも興味ありますが、いまだ未プレイ…… 手ぇ出すべきなんでしょうが……
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Unknown (h_tutiya)
2021-10-05 21:25:31
いらっしゃいませ、グラフリッターさん。
いつもコメントありがとうございます。

さて、内政、内政の三国志ですが、私は好きでしたよ。徳川家康が「戦は始める前に勝負は八割決まる。」と言ったとが言わなかったとか。
私もそういうタイプで、長沙の南に引きこもりながら、ひたすら内政に精を出し、他国に対して圧倒的な国力を養いながら、絶対勝てる戦いだけして勝ち切るのが好きでした。これで高笑いしていたら、絶対悪の大魔王だ。

一方、信長の野望は、それほど内政しなくても、兵が養えます。むしろ、配下に優秀な武将を揃えるほうが大切で、国力で差はあまりなかったので、ゲーム性という点では楽しいかもしれません。
私は、戦争に確実性が低い信長の野望より、三国志のほうが好きでした。

三国無双、戦国無双は苦手なアクション系ですが、楽しかったですよ。シリーズ後半になるほど操作できるキャラが増えるので楽しいかもしれませんね。YouTubeでもキャラ動画がいっぱい上がっているので、見ているだけで楽しいです。
ぜひグラフリッターさんお勧めキャラを見つけてください。
また、遊びに来て下さいね。
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