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名刺管理

2011年10月28日 | ネット生活

iPhone を買った翌日に、うちに名刺入れを忘れてしまった。
名刺入れというと、普通は自分の名刺が入っているものの
イメージがあるが、今回忘れたのは、よく使う名刺を一時的に
持ち歩く、他人からもらった名刺を入れておくほうのものである。

つまり、一つ間違えれば、セキュリティインシデントとなりかねない
危険なことをやってしまったのである。

少し言い訳をしておくと、以前勤めていた会社では、狭い意味での
個人情報、つまり収集する際に目的まで含めて説明しているコンシューマー
の住所や電話番号やカード番号という情報を取り扱っていたので、
こちらに関しては、厳密な個人情報扱いで、持ち出しと戻しを管理する
システムがあり、それを個人情報として定義していた。逆に
法人同士での公的な立場で取り交わす個人情報(?)、たとえば名刺
などは、厳密な個人情報の定義から外れるとして、個人情報扱いを
していなかったので、名刺をなくしてもセキュリティインシデント
とはならなかった。当たり前である。その情報は社会に対して
公開されているからである。

ところが、今の会社にくると、そういう厳密な個人情報がない
分、名刺とか社員証とかをなくしても、セキュリティインシデント
扱いされるので、むしろ、こちらのほうがセキュリティインシデント
の発生率は上がっているのである。当たり前である。きちんと
管理されていない情報を個人のミスで漏えいさせてしまうと
セキュリティインシデントとなってしまうのだから。
迷惑な話である。

まあ、愚痴はともかく、ルールはルールなので、かなり青ざめる
はめとなった。うちに帰ったら、脱ぎ捨てた普段着の山の下に
あっさり名刺入れが落ちていたので、何の事故にもならなかった
が。

そういう背景があるので、せっかく買ったiPhone で名刺管理を
しようとアプリを探してみた。
で、アプリは大きく二種類にわかれていて、1000円以上する
OCR機能がついているものと、無料、もしくは100円前後のOCR
機能のないもの。
僕がやりたいことは、全情報をテキスト化して、他のシステムと
連携させることではなく、常時よく使う20枚から30枚くらいを
画像のままでいいので、ぱっと取り出して見れることだったので、
OCR機能なしを選んだ。
そして、AppleStore のレビューを見ると、無料のものは評価が
低いものが多かったので、100円程度のものを買ってみた。

ところがこいつがひどくて、使えなかった。どう使えなかった
かというと
1. OCR機能がついていないので情報は手入力。これは覚悟して
いた。
2. まず、写真を撮らせるこれもOK
3. 撮った写真を見てデータを入力しろと言われている。
 とりあえず、自分が検索する際に必要な会社名、個人名
 のみを入力する
4. 名刺を表示すると、入力した部分しか表示されない。
 さきほどの写真が表示されないらしい。
なんだ、それなら、意味がないやと思って、撮った写真を
iPhone 内を探してみると消されている。
つまり、写真を撮ってその場で全部手入力しないとデータ
として残らないらしい。

セキュリティを気にする人なら、まあそういうソフトにする
だろうなと納得はするものの、全部その場で手入力する
くらいなら、写真撮影する必要なんてまったくないじゃ
ないか!
というひどいソフトに100円前後の金額を払ってしまいました。
ふうー。

その話をうちの奥さんにしたところ、ソフトの事前調査が
甘いと怒られました。その誹り、甘んじて受け入れましょう。

ところが、名刺管理をしようとした背景について聞かれた後、
「つながっていたい」願望のある知り合いに対する批判的な
話があって、そのあとに、再度、「なんで、iPhone で名刺
管理したいの?」と聞かれたので、かなりヒヤリとしました。

100円の損失より、うちの奥さんにサイテーなヤツと思われる
ほうがずっとこわい。

というわけで、うちの奥さんにもセキュリティインシデント
な話をして、さらに完璧な名刺管理じゃなくて、出先で緊急対応
が必要になる可能性のあるごく数人の名刺を持ち歩く目的だけだ
と説明してやっと納得してもらえました。

うちの奥さんが何を嫌っているのか、もしこの記事を読んでいる人が
いればわかります?
私も何となくでしかわかっていないのですが。

もちろん、うちの奥さんが嫌っている人たちは僕も嫌いだし、それに
ついて感情的な批判をネットでやって揉める気もなく、彼らが具体的な
事実について間違えていることがあれば、その部分だけ、他の人が
同じように間違えないように指摘はしますが、あとの彼らの活動に
ついては、嫌いだけど、間違えないかぎり容認するというスタンス
なので、ここではこれ以上書きません。

名刺をアイポンに入れて持ち歩こうとするだけで、そういう人たち
と同じことをしていると批判されるとは思ってなかったので、冷や汗
をかきました。

まあ、この手の機器が出回りだす前から、会社の自分の机に大量の
名刺コレクションを作っていて、折に触れて、その中から有名人
の名刺だけ見せたがる人っていましたけどね。
トリックでも、飲み会で、自分の持っている有名人名刺を見せ合って
遊ぶということをやるシーンがありました。あれは、実際にそういう
ことをやっている人がいるという意味ではなく、いやなエリート達の
いやな側面をクローズアップしてアピールし、その後の展開の伏線に
していただけだけどね。

ふー。

あ、そのあと名刺管理については、単なるアルバムソフトを買って、
そこにフォルダー作ってメモつけて管理することにしました。
よく使う20枚だけで、あとはこまめに削除します。


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