はーちゃんの気晴らし日記

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年賀状のシーズン

2010年11月02日 | わたくしごと
早いもので、年賀状が売り出されました。

私の会社には、猛暑の9月から、郵便局の人が入れ替わり立ち代り、「年賀状の予約をして欲しい」と、やってきました。
「まだ早いよ~」
と引き伸ばしつつ、先日、年賀状を注文しました。
郵便局員も民営化になってから、年賀状や切手の売り上げに関して、ノルマがあるらしいです。
私もそろそろ年賀状を注文しようかなぁと思っています。
でも、友達ならいざ知らず、会った事もない主人の親戚や全くお付き合いのない主人の以前の会社の人などに年賀状を出すのは、どうなの?と思っています。
郵便局やプリンターの会社を儲けさせているだけなんじゃないの?

私は元来、人付き合いが良くないというか、ずぼらというか、あまり自分から積極的に友達と連絡を取ったりする方ではないので、その時仲良くしていても、クラス替えだったり、卒業だったりして離れてしまうと、それっきりになってしまうことが多々あります。
そんな中で、ある年突然年賀状をくれた友達がいます。
Fさんです。
高校の2年間同じクラスで、よく行動を共にした人です。
Fさんは、私の実家に連絡を取り、私の現在の住所を聞いたようです。

高校の同じクラスにOさんという全てにおいて目立った人がいました。
私の学校は女子高で、あまりスポーツには縁のない学校でしたが、彼女は、水泳が得意で唯一学校代表で大会に参加して表彰されたり、校内のマラソン大会では、常に上位になっていたスポーツウーマンでした。
生徒会の会長もしていて、いつも彼女の周りにはたくさんの人が集まっていました。
美人とか可愛いとか言うわけではなかったように思いますが、ボーイッシュで、周りをひきつける何かを持っていたのだと思います。
理数系が得意な人で、某有名大学の理工学部に入学したというのを聞いた時は、理数系には全く縁のない私は、未知の世界の人みたいで、ますます縁遠く感じたものです。

高校卒業後、数回クラス会が開かれました。
そのクラス会はいつもOさんが率先して、企画してくれたようです。
クラス会に行くと、高校時代と同じでOさんが中心になり、その周りを取り巻くように数人の人がいて、私たちは聞き役でした。
Oさんは実家も良かったと思うのですが、嫁ぎ先も経済的にかなり恵まれているように感じました。
家庭の話、子供の話などをしていましたが、海外を行ったり来たりしているというOさんの話に、「私とは、生活のレベルが違うなぁ」と思っていました。
高校時代も華やかな人でしたが、家庭の主婦になっても相変わらず華やかに輝いているように見えました。
私は、高校時代も、卒業してからも、特にOさんとはお付き合いはありませんでした。

最後のクラス会があってから数年後、珍しい人から年賀状が来ました。
それが前述のFさんです。
Fさんは、クラス会以降、年賀状だけは、Oさんとやり取りしていたそうです。
その中で、Oさんが若くして亡くなったことを知ったそうです。
癌だったそうです。
どこの癌だったのか、詳しいことは忘れました。
30代の若さでした。
お子さんもまだ小さかったと思います。
あんなに華やかで輝いていたOさんが、そんなに若くして亡くなってしまった事を聞いたときはショックでした。
Fさんもあまりにショックで私に連絡してきたようです。
Oさんが亡くなってしまったので世話役がいなくなり、クラス会も開かれることはなくなりました。

「私たちも、いつどうなるかわからないから、今後もお互い年賀状だけはやり取りしましょうね。」
とFさんは私にそう書いてきました。
その言葉通りFさんは、毎年ご主人と二人の写真入りの年賀状を送ってくれます。
それからもう20年以上になると思います。
最近の写真を見るとFさんも年を取ったなぁと思います。
私の年賀状は3匹の写真だったり、孫の写真だったりです。

多分、新しい年の年賀状もFさんは元気な写真入の年賀状を送ってくれるだろうと思います。
私も恥ずかしいけれど、今年は自分の写真入りの年賀状を送ってみようかなぁ。




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