はーちゃんの気晴らし日記

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意味のない携帯

2016年09月24日 | 出来事
私の近所には、外科があまりありません。
耳の怪我をしたときに、「どこの病院へ行く?」と考えたとき、思い当たる病院は1つしかありませんでした。

私は、数えれば結構な回数怪我をして、その度にそこの病院で縫ってもらっています。
思い起こせば、私は、数年に一度、縫合するような怪我をしているということで、おっちょこちょいなんだなと思います。

私の近辺には、外科は少ないようです。
どう、思いを巡らせても、近くに外科は一つしかありません。
近くと言っても、駅の反対側です。
私の家から徒歩で駅まで30分くらい。
駅から外科の病院まではそれから15分から20分くらいです。
なので、私の家からだと歩けば、45分から50分くらいかかることになります。
病院がある場所は、坂の上の上なので、ずっと上り坂。
時間もかかります。
その分、帰りは下り坂の連続なので、40分くらいかもしれません。

当然、車を利用したいところですが、病院は駐車場が狭く、4~5台くらいしか止まることはできず、しかも坂の途中なので、駐車もかなりし難い。
なので、病院へ行くには、主人に送ってもらっています。
行きは送ってもらって、帰りは歩いて帰ります。

先日も、主人に病院まで送ってもらいました。
病院の駐車場は満杯でした。
帰りは、徒歩で家まで帰るつもりでしたが、その日は、治療が終わるまで主人がどこかで待っていると言いました。
「それじゃあ、終わったら連絡するね」
と車から降りたのですが、携帯を家に忘れてきたことに気づきました。
慌てて、主人に携帯を忘れたことを言おうとしたのですが、主人の車は私に気づかず、病院から離れてどこかへ行ってしまいました。

病院でも気が気ではありませんでした。
途中で外へ見に行ったりしたのですが、主人の車はなく、治療を終えて病院を出てからも近くのスーパーの駐車場を見たりしましたが、主人が止まっている気配はありませんでした。
病院には公衆電話が設置されていますが、主人の携帯の番号を覚えていないので、連絡もできません。
家の電話以外、家族の誰の携帯の番号も覚えていないので、誰にも連絡が取れません。

なので、家に帰って、自分の携帯で主人に連絡するしかありません。
病院を出て、私は半分小走りに家に向かって歩き始めました。
毎日お天気が悪い日が続いていたのに、その日はまあまあの天候で、雨が降るどころか暑いくらいで、汗だくになりました。
病院からの帰りは、下り坂ばかりなので、40分くらいで家に着いたと思います。
勘九郎が大喜びで私に飛びついてきましたが、勘九郎の相手もそこそこに携帯を取り、主人に電話しました。

主人はのんびりした口調で
「終わった?」
と聞いてきました。
「携帯を忘れたの。もう、家に帰ってる。」
と私は答えました。
主人は、最初は、何が何だかわからないみたいな感じでしたが、事態を理解して、「わかった」と言って、電話を切りました。

家に帰ってきた主人は、
「もしかしたら、携帯を忘れているかなぁとは、思ったんだよ。」
と言っていました。
私が、しょっちゅう携帯を持ち歩くのを忘れるからです。

仕事を辞めてから、ついつい携帯を持つのを忘れてしまいます。
いつもは、お膳の上かキッチンのカウンターの上に置いているのですが、出かける時に置いたまま出てしまいます。
娘からも、
「お母さんの携帯は、携帯じゃなくて不携帯」
と言われてしまいます。

その時の事を機に、普段、携帯はバッグの中に入れておくことにしました。
そうすれば、出かける時に忘れることはありません。
ところが・・・です。
バッグに入れてしまうと、携帯の音が鳴っても気づかない。
音量は最大にしているのですが、よほど周囲が静かでないと携帯が鳴った音に気付きません。
あーあ、
やっぱり、私には携帯電話は、あまり意味がないようです。

耳の怪我ですが、昨日、9日目にしてやっと抜糸することができました。
でも、縫っているときより、抜糸した後の方が面倒で、次に病院へ行くまでは、耳の絆創膏はそのままにしておくように言われました。
「なるべく濡らさないように」「シャンプーをするときは気を付けて」「もしも濡れてしまったら、こすらないで、叩くように拭いて」
など、面倒な指示を受けました。
せっかく縫ったところが抜糸した後、また開いてしまうと困るからでしょう。
私の病院通いは、もう少し続きそうです。


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