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週に一日だけ、まめたろうは、学校から私の家に帰ってきます。
その日は、ツブのサッカースクールがある日で、娘たちが出かける時間とまめの下校時間が重なってしまうため、まめは、誰もいない家に帰ることになってしまうので、私の家に帰ってきます。
二年生になった今は、自由下校なので、特に学校に報告しなくても、別の道を帰ることができます。
幸い、私の近所に、まめと同じクラスのW君という男の子がいるので、その子と一緒に帰ってくるようです。
そして、ランドセルを置いた後、二人で目いっぱい遊びます。
たまに一緒に宿題をすることもあるようですが、そういうことは、めったになく、娘たちが帰ってくるまで、思いっきり遊んでいます。
最近は、週に一度、W君と一緒に帰るのをまめは、楽しみにしているようです。
そして、W君もまめと一緒に帰るのを心待ちにしているらしい。
学校から私の家までは遠く、まめの家までの距離の倍近くあると思うのですが、その距離の長さがW君と一緒に帰る時間の楽しみを倍増させているようにも思います。
そんな二人ですが、先日のシラミ騒動があり、それからまだ日数が経っていないので、W君と一緒に下校しても、その後、遊ぶ約束はしないようにと、娘は言っていました。
W君の家にお邪魔することもあるので、シラミで迷惑をかけてもいけないと思ったようです。
その日、まめたちが帰る時間は土砂降りで、長い距離を歩くので、まめが学校から帰ったときは、上から下までびっしょりでした。
「途中の道は水浸しで、川みたいになっていたところもあったよ。」
と、まめは言っていました。
玄関で靴下やらズボンやらを脱がせて、急いでシャワーを浴びさせました。
服を着替えてから、まめは、つまらなそうでした。
外は雨だし、外では遊べません。
「W君と遊びたいな~」
と言います。
「今日はダメ。今日はがまんしなさい。ママから、今日はW君と遊ばせないように言われているから、家でテレビでも見て、大人しくしててね」
と私は言いました。
すると、まめは、
「それじゃ絵を描こうかな?」
と言い出しました。
何か紙が欲しいというので、私の画用紙を渡しました。
そして、
「ババの色鉛筆を貸してあげるから、それを使っても良いよ。」
と言いました。
私の色鉛筆というのは、これです。
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以前まめは、この色鉛筆を見つけて、
「これ、誰の色鉛筆?すごいね~。僕のと比べると、全然本数が違う。こんなにたくさんあったら、ランドセルに入らないねぇ」
と言いながら、眺めていました。
その時に私は、
「それは、ババの色鉛筆だから、出したらダメ。」
と言っていました。
というのも、鉛筆を出しっぱなしにしていると、はなが咥えて、ボロボロに噛んでしまうからです。
でも、その日は退屈そうにしていたまめが絵を描くというので、使わせてやろうと思いました。
まめは、うれしそうに色鉛筆のふたを開け、じーっと眺めていました。
そして、指先で、全部の鉛筆をコロコロと横切らせて行ったり来たりさせていました。
そしてまた、じーっと色鉛筆を見つめていました。
しばらくそんなことをしていましたが、そのうち、絵を描き始めました。
「こんなにたくさん色があると、どれを使ったら良いかわからなくなっちゃうね。」
と言いながら、何も見ることはなく、じっくりと絵を描いていました。
描きながら、
「ねぇ、ババ、『え』とか『さく』の後に名前が書いてあるでしょう?あれは、どういう意味?」
と聞いてきます。
「『え』というのは、絵を描いた人。『さく』というのは、お話を作った人の事よ。」
と私が答えると、まめは、「ふーん」と言っていました。
しばらくすると、できあがったらしく、私に書いた絵を見せました。
「あら、上手に書けたね。」
と言うと、
「あっ、いけない。大事なものを書き忘れた!」
と言って、キャラクターの腰の辺りにリボンを描きました。
「これがないとダメなんだ」
と。
私は、気がつかなかったのですが、絵の横には、縦書きで「まめたろうへ」と書いてあったようです。
サッカースクールから帰ってきた娘に、まめが描いた絵を見せると、
「これ変じゃない?まめが描いたんだから、『へ』と書くなら、誰かにあげるという意味でしょう?」
と言われ、そこで初めて、まめが、私に「絵」と「作」を聞いて来た理由がわかりました。
「それは、『へ』」じゃなくて『え』と書くのよ」
と言うとまめはすぐに消しゴムで消して「え」と書き直しました。
そして、完成したのがこの絵です。
妖怪ウォッチのキャラクターを知らない私は、まめが描いたものが、どんなキャラクターなのかと、ネットで調べてみましたが、これと言って該当しそうなものは見つかりませんでした。
何も見ないで描いているし、似てはいないんだと思います。
ネットなので、名前の部分は残念ながらお見せできませんが、自分の名前は、ちゃんと漢字でしっかりした文字を書いていました。
宿題の文字の練習を嫌々やってはいても、いい加減にはせず、きちんと消しては書き直すまめなので、字もしっかり書けているように思いました。
絵も上手だと思いました。
ははは
バババカです。
その日は、ツブのサッカースクールがある日で、娘たちが出かける時間とまめの下校時間が重なってしまうため、まめは、誰もいない家に帰ることになってしまうので、私の家に帰ってきます。
二年生になった今は、自由下校なので、特に学校に報告しなくても、別の道を帰ることができます。
幸い、私の近所に、まめと同じクラスのW君という男の子がいるので、その子と一緒に帰ってくるようです。
そして、ランドセルを置いた後、二人で目いっぱい遊びます。
たまに一緒に宿題をすることもあるようですが、そういうことは、めったになく、娘たちが帰ってくるまで、思いっきり遊んでいます。
最近は、週に一度、W君と一緒に帰るのをまめは、楽しみにしているようです。
そして、W君もまめと一緒に帰るのを心待ちにしているらしい。
学校から私の家までは遠く、まめの家までの距離の倍近くあると思うのですが、その距離の長さがW君と一緒に帰る時間の楽しみを倍増させているようにも思います。
そんな二人ですが、先日のシラミ騒動があり、それからまだ日数が経っていないので、W君と一緒に下校しても、その後、遊ぶ約束はしないようにと、娘は言っていました。
W君の家にお邪魔することもあるので、シラミで迷惑をかけてもいけないと思ったようです。
その日、まめたちが帰る時間は土砂降りで、長い距離を歩くので、まめが学校から帰ったときは、上から下までびっしょりでした。
「途中の道は水浸しで、川みたいになっていたところもあったよ。」
と、まめは言っていました。
玄関で靴下やらズボンやらを脱がせて、急いでシャワーを浴びさせました。
服を着替えてから、まめは、つまらなそうでした。
外は雨だし、外では遊べません。
「W君と遊びたいな~」
と言います。
「今日はダメ。今日はがまんしなさい。ママから、今日はW君と遊ばせないように言われているから、家でテレビでも見て、大人しくしててね」
と私は言いました。
すると、まめは、
「それじゃ絵を描こうかな?」
と言い出しました。
何か紙が欲しいというので、私の画用紙を渡しました。
そして、
「ババの色鉛筆を貸してあげるから、それを使っても良いよ。」
と言いました。
私の色鉛筆というのは、これです。
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以前まめは、この色鉛筆を見つけて、
「これ、誰の色鉛筆?すごいね~。僕のと比べると、全然本数が違う。こんなにたくさんあったら、ランドセルに入らないねぇ」
と言いながら、眺めていました。
その時に私は、
「それは、ババの色鉛筆だから、出したらダメ。」
と言っていました。
というのも、鉛筆を出しっぱなしにしていると、はなが咥えて、ボロボロに噛んでしまうからです。
でも、その日は退屈そうにしていたまめが絵を描くというので、使わせてやろうと思いました。
まめは、うれしそうに色鉛筆のふたを開け、じーっと眺めていました。
そして、指先で、全部の鉛筆をコロコロと横切らせて行ったり来たりさせていました。
そしてまた、じーっと色鉛筆を見つめていました。
しばらくそんなことをしていましたが、そのうち、絵を描き始めました。
「こんなにたくさん色があると、どれを使ったら良いかわからなくなっちゃうね。」
と言いながら、何も見ることはなく、じっくりと絵を描いていました。
描きながら、
「ねぇ、ババ、『え』とか『さく』の後に名前が書いてあるでしょう?あれは、どういう意味?」
と聞いてきます。
「『え』というのは、絵を描いた人。『さく』というのは、お話を作った人の事よ。」
と私が答えると、まめは、「ふーん」と言っていました。
しばらくすると、できあがったらしく、私に書いた絵を見せました。
「あら、上手に書けたね。」
と言うと、
「あっ、いけない。大事なものを書き忘れた!」
と言って、キャラクターの腰の辺りにリボンを描きました。
「これがないとダメなんだ」
と。
私は、気がつかなかったのですが、絵の横には、縦書きで「まめたろうへ」と書いてあったようです。
サッカースクールから帰ってきた娘に、まめが描いた絵を見せると、
「これ変じゃない?まめが描いたんだから、『へ』と書くなら、誰かにあげるという意味でしょう?」
と言われ、そこで初めて、まめが、私に「絵」と「作」を聞いて来た理由がわかりました。
「それは、『へ』」じゃなくて『え』と書くのよ」
と言うとまめはすぐに消しゴムで消して「え」と書き直しました。
そして、完成したのがこの絵です。
妖怪ウォッチのキャラクターだそうです。
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妖怪ウォッチのキャラクターを知らない私は、まめが描いたものが、どんなキャラクターなのかと、ネットで調べてみましたが、これと言って該当しそうなものは見つかりませんでした。
何も見ないで描いているし、似てはいないんだと思います。
ネットなので、名前の部分は残念ながらお見せできませんが、自分の名前は、ちゃんと漢字でしっかりした文字を書いていました。
宿題の文字の練習を嫌々やってはいても、いい加減にはせず、きちんと消しては書き直すまめなので、字もしっかり書けているように思いました。
絵も上手だと思いました。
ははは
バババカです。