初めてのハサミ

この日はツブの予防注射の日でした。
「ボクも一緒に行く！」
とまめが言うので、
「二人連れて行くのは大変だから、お母さんも一緒に来てくれない？」
と娘から言われていました。

出かける前に部屋の中を片付けていたところ、こんなものが出てきました。



以前、自動車の販売会社に勤務していたときに業者さんからもらったミニミニ工作セットです。
テレビのリモコンと比べると大きさがわかるかなと思います。
ミニサイズのハサミ、セロテープ、ホチキス、クリップが入っています。

いつもハサミを持とうとすると、「危ないからダメ」と言われていたまめたろうですが、ママから”やたらなものは切らない”という約束のもと、ハサミを使っても良いという許可が下りました。
「何か切るときは、切ってもいいかどうか必ず、聞いてね。」
と念を押されて、手始めに新聞の折込広告を切り始めました。
小さなハサミはまめの小さな手にぴったりだったようです。
折り込み広告を切り始めたら、まめはそれに熱中し始めました。
そして、
「ボク、予防注射には行かない。ババと待ってる！」
ということになりました。

黙々と、延々と紙切りが続きました。

このようにたまに手がハサミの前に来るので、手を切らないように何度か注意しました。

おかげで私は、台所の片づけが進み、助かりました。

「見て！たっくさん、細かいのができたよ！」
と切った紙をティッシュに乗せて、うれしそうでした。



最近は、普通のサイズの工作バサミを買ってもらったようです。
でも、ちょっとうっかりしていると、そばにあるものを何でも切ろうとするので、目が離せません。
最初の約束なんて、右から左なんですよね～

右から左に受け流す～
ムーディ勝山・・・そういえば、最近あまり見ませんね。