無題・休題-ハバネロ風味-

私の視線で捉えた世の中の出来事を、無駄口、辛口、様々な切り口から書いてみました。

最上川

2024-11-29 16:13:01 | 防災


7月の洪水から4ヶ月が経ち、国道47号線は何度も通ったにも関わらず、運転中であるのと一般車の目の高さでは見えなかった最上川。
27日に新庄市の東北農林専門職大学の視察で、バスの高さから最上川の対岸を見ることが出来た。
完璧に刳れている。



冬間近の山の木々は落葉し、最上川がよく見えるようにもなっていた。
国道側の河川敷にあった蕎麦畑に並んでいた電柱には、一定の高さで川水によって流れてきた雑草などが、未だに絡みついて残っている。


対岸のえぐれた川岸と、電柱の雑草の高さから、国道が水に浸かって通行不能になった事が窺える。
ここだけ、紅葉した樹木が見えた。多分、最上川舟下りの途中に立ち寄る店のあった場所かと思う。


国道47号線は、現在でも道路が川に飲み込まれて、対面どころか一車線になっている箇所がある。
最上川が大きなカーブを描いて、外に膨れた場所である。
二車線に直すのも、山側はすぐ傍に陸羽西線の線路があり、川側にキャンティで伸ばすしか方法がないのかな。
計画する側も頭を抱える箇所でもある。

カーブの内側は、砂でも砂利でもない大きめの割栗石級の土砂が、川に突き出していた。


対岸は土地が広がっているではないか。
最上川舟下りを行っている最上峡芭蕉ライン観光会社では、洪水の際に船も流され、その内の一艘は秋田県のにかほ市の海岸で見つかった。
ようやく洪水の後始末も終わり、観光客が戻ってきて、舟下りの船頭さんの確保が大変なのだそうだ。
先日のローカルニュースで、通常船には二人の船頭さんが着くのだが、運行の方を自動運転でAIに任せ、
案内などを人間の船頭さんが行うように将来はなるのだろうと解説していた。



最上川に注ぎ込む小さな支流は、その位置を変えたものもあるとか。


ここは戸沢の道の駅「高麗館」の前の最上川である。
川面から突き出しているのは、大きな岩がゴロゴロと流れてきたままになっている。
舟下りは、この場所は通らない。もっと下流に船番所があり、客はそこから船に乗り込む。



この崖は土砂崩れによって山肌が露出したのかな。


ここは、本合海の対岸。
源義経が奥州へ落ち延びた時に立ち寄ったとされる矢向神社がある場所だが、
岩肌がこんなだっけ?!と二度見した。


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9月14日のシンポジウム

2024-09-11 15:23:04 | 防災






14日は催し物を行うのに都合の良い日なのだろう。
私にも、3つも4つも催しが重なった。
残念ながら山形市で行われるJIAの芋煮会も、去年に引き続き今年も行けない。
このシンポジウムも参加できないが、「これは聴きたい」と思われた方は、是非ともご参加を!



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2024年08月10日〜12日 大沢地区・観音寺地区の豪雨災害からの復興状況(山形県酒田市八幡地域)

2024-08-14 12:38:09 | 防災
2024年08月10日〜12日 大沢地区・観音寺地区の豪雨災害からの復興状況(山形県酒田市八幡地域)

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豪雨災害に於ける国交省の対応

2024-08-09 10:16:13 | 防災








7月25日の豪雨災害について、各県市町村の代表と県知事が岸田総理に対面し、地域を問わずに激甚災害に指定された事に感謝する。
酒田市が先に手を挙げたが、他の市町村との扱いの違いから気の毒だなと思っていた。
今回の地域を問わずにとの回答は、復旧復興が一気に加速する予算が付くと言うことだ。
被災者には心強いことだろう。被災した建物は言うに及ばず、インフラや農業災害にも手が加えられる。

国交省から水害復旧のエキスパートが県内入りした。
担当するのは県職員だそうだが、一緒に聞けたらどんなに良いだろう。
酒田市から建築士会に応急危険度鑑定の要請があった。
地震対応を中心にしか考えていなかったから、今回の鑑定はどうなるのかな。
それも今月中に完了したいだろうなと思う。

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2024年07月30日撮影 酒田市・大沢地区の豪雨災害からの復興状況(山形県酒田市八幡地域)

2024-08-01 18:57:24 | 防災
阿部彩人(COCOSATO)さんのyoutubeです。 チャンネル登録者数 2190人


2024年07月30日撮影 酒田市・大沢地区の豪雨災害からの復興状況(山形県酒田市八幡地域)




2024年07月29日撮影 酒田市・大沢地区の豪雨災害状況(山形県酒田市八幡地域)

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水害復興に向けて

2024-08-01 14:10:16 | 防災



地震被害の時には、酒田市と建築士会酒田支部とでは協定を結んでいて、現地に赴き被災建物の判定を行うことになっている。
被災の段階に従って、赤と黄色と緑の紙を貼り、危険な建物には立入禁止を宣言する。
水害の想定はしていなかったので、酒田市役所からは動員の要請はない。
TVニュースで、酒田市役所の名入のヘルメットを被った3人組が、被災住宅を点検していた。
見知った建築課の職員ではなく、税務課の職員だそうだ。
半壊、全壊の判断から固定資産税や補助対象を調べるのだそうだ。
ボランティアの片付けを行っている脇でも、迅速に行なっているのは有り難いと思う。


酒田市は過去に酒田大火の経験を持つ。
今、燃えている市街を市役所の屋上から中継しながら、時の酒田市長の相馬さんが「激甚災害に申請した。これで自衛隊の応援も貰える、被災から復興する為の資金も優遇される。心配しないで!」と何度もカメラに向かって告げていた。
この激甚災害の認定があるのとないのと、大きく違う。
復興が遅れる原因の一つでもあり、行政の長の裁量にかかっている。


これらの写真は、建築士会が水害に遭った時の対応として、セミナーを開いた。
何度も水害に遭っている秋田市の担当職員だった方をお招きして行ったものだ。
その時に配布された建築士会連合会の物で、スキャンして気がついた。
転載禁止だと。あらら


マニュアルとして刊行もされているが、連合会のHPから全容を見ることが出来る。



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水害

2024-07-29 11:01:22 | 防災








同じ酒田市でも、市町村合併になった新市内の被害は相当なものである。
先週に伺った旧八幡町の大沢地区では、軒並み1階が水没した。
旧松山町や旧平田町でも河川の決壊で被害を受けた。
その範囲が広大なので、どう対処するのだろう。

先日買ってきたばかりの枝豆の北村くらた農園さんでも、農園の作業場も畑も被害を受けられて、今年の枝豆は駄目らしい。
泥水を被っただけなら水で洗えばと思ったら、泥水の中の細菌で病気が出て黒ずみ、出荷することは出来ないそうだ。


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豪雨災害

2024-07-26 16:22:48 | 防災


確かに酷い雨だった。我が家は高台にあるので浸水の被害には遭ったことがない。
それと言うのも祖父が引っ越しするなら高台にと決めたからだ。
以前に住んでいた家が坂道の途中にあるだけで、坂の上からの流れる水で痛い目に遭ったかららしい。

酒田の町は普通の大雨でも、すぐに浸水する場所がある。
酒田駅付近と中の口町、東栄町は、毎度毎度浸水する。
酒田市の防災関連の会議で、「抜本的な改革をしなければならないのでは」と言っても、揚水ポンプを替える程度の答えしか帰ってこなかった。
あれは確か地震の後の津波のことだったかも知れない。

大雨の途中で、酒田駅前に出来た図書館を含む複合施設ミライニも、ロビーが浸水被害を受けて急遽閉館になった。
道路も歩道と車道が判らなくなり、マンホールの蓋が水圧で吹っ飛び、アスファルトもボロボロに砕けた所もあったらしい。落ちたら危険だ。
水深が深ければ、車は動かなくなる。こんな時は出かけないほうが良い。
水浸しの広い駐車場を持つ商業施設も、休みになった。
めっちゃ混んでいたのがガソリンスタンドだったそうだ。
避難してきた老女2人に、ここは夜間だけの避難所だからと近くの市役所にも入るのを拒まれ、数キロ先の小学校まで豪雨の中を歩かせた市職員の話も聞いた。

新庄市本合海では、1人の救助を待つ人を助けようと、警官2名がパトカーがらみ急流に飲み込まれた。行方不明のままらしい。
酒田では、こんな豪雨の時に限って、徘徊だろう高齢者が1名行方不明にになっている。
農作物の被害も著しい。枝豆も野菜も駄目らしい。日向川の氾濫で刈谷の梨畑が水中に没した。日向川周辺の民家も1階酷いことになっていた。

道路は各地で土砂崩れが起きたり、陸の孤島で停電のままの地区もある。
道路といえば、3月に開通したばかりの日東道が陥没した。
えらいこっちゃである。

自治体が激甚災害に手を上げたようで、破損した家屋などは片付ける前に、沢山写真を撮って置くことをお薦めする。


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ドン!と鳴った花火だ・・

2024-06-11 10:23:04 | 防災


いや、地震だった。
ドンと大きな縦揺れが1発、他は無く細かな揺れもない。
地震の警報もなく、何かが倒れたのか、地滑りかと騒いだが、TVからの情報もなかった。
震源地は鳥海山の麓、まさか噴火の前兆か・・となれば恐ろしい。




11日10時1分に起きた地震の震源地は北緯39.0度、東経140.0度
明治27年(1894)の庄内地震の震源地は北緯38.9度、東経139.9度
ほとんど同じ場所なのである。
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NHK・とく6徳島で放送された特集『能登に寄り添うボランティア』

2024-05-14 07:31:59 | 防災
NHK・とく6徳島で放送された特集『能登に寄り添うボランティア』
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災害住宅に備えて

2024-03-22 14:11:20 | 防災


先日、浸水被害住宅の技術マニュアルの時にも、考えたのだが、被害にあった建物をどうするかの他に、災害に備えての住まいづくりの本があった事を思い出した。
昨年の金沢市で行われた全国女性建築士連絡協議会で、会場となった大ホールの外に、歴代の女性委員長の面々が陣取って、UIFA JAPAN で作られた冊子を展示販売していた。
興味があったので、1冊欲しいなと寄ると「アンタもここに入りなさい。でなければ寄付をしなさい。冊子が欲しい? 寄付を積みなさい。」と、半ば冗談でちょっとだけ脅しも掛けられて、冊子を手に入れた。



中は、誰でも読みやすいように、イラスト入りで書かれている。
住まいは建築家たちの物ではなくて、住む人の物だからね。



UIFA JAPAN はこんな活動をしている所だ。
山形テルサで行われた浸水被害住宅の講演会でも、私は岡山県惣社市の取り組み、特に市長さんの考え方が素晴らしいと言って、是非ネットででも調べてくださいとお願いをしてみたのだが。

能登半島大地震の復興で、野口健さんと一緒に惣社市長さんと市職員の方たちが、復興ボランティア受け入れの為のテント村を建設している。
被害を受けた所へ復旧の為に、他の県や市町村職員が応援に来るのは珍しいことでは無いのだが、やはり惣社市が動いたかと息を飲んで見守っている。
彼らは、ちょっとやり方が違う。飛び抜けて違うと思うのだ。


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浸水被害住宅の技術対策講習会

2024-03-16 09:32:34 | 防災

山形駅西口の山形テルサで建築士会主催の「浸水被害住宅の技術対策講習会」が開催された。
講師は秋田県建築士会会員で、秋田市上下水道部に勤務されている佐々木氏である。

秋田県は再三に渡って水害にやられている。昨年は秋田市が水に浸かった。





参考にと、講習の合間に回ってきた岡山県のマニュアル。
岡山では総社市の市長さんの災害対策を思い出す。
画期的な取り組みをされていた。
その取り組みの際に、登山家の野口健氏との繋がりを知り、認定NPO法人ピーク・エイドの活動に賛同する。
野口氏は能登半島地震の際にも、沢山の寝袋を被災地へ届けていた。



欲しい物は探す、その手助けになれば良いなと思う。


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道路:令和6年能登半島地震 道路復旧見える化マップ

2024-01-17 10:58:30 | 防災
国交省のHPから令和6年能登半島地震 道路復旧見える化マップ (国土地理院)が発表されている。
これを見ると、少しづつインフラが復旧してきている。
カメラをクリックすると、空撮での現場の様子を見ることが出来る。



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能登半島地震

2024-01-10 17:02:41 | 防災

国土交通省HPより (令和6年1月9日(火)7:00時点)
まずはインフラの整備。道路と港がないと物資も運べない。
青の道路は通行可能、能登町湾内の港も接岸可能だが、輪島市と珠洲町の日本海側の港は+4mの地面の隆起が起こって接岸不可。
逆に湾側は輪島港で-7.5m、飯田港で-5.5m沈下しているのか。

道路もズタズタだが、トンネルもこんな被害を受けるとは。

JIAで連絡してきた令和6年能登半島地震特設ページの東北大学災害科学研究所 の内容は興味深い。

特にロス・S・スタイン博士によれば、能登半島の隆起は過去100万年に渡って起きており、今回の地震は4000年に1度の地震だそうだ。

建物被害では、世界的にも厳しい日本の建築基準を超えているそうだ。
また基準が厳しくなるのかな。4000年保つ建物は現状にはあわないな。


さて今「自分が出来ること」

☆援金の振込先
どこかの団体や政党の募金に送ると、途中ピンハネされるので、直接送った方が良い。

●銀行口座
口座名義 石川県令和6年能登半島地震災害義援金
     イシカワケンレイワロクネンノトハントウジシンサイガイギエンキン 
銀行名  北國銀行 県庁支店 
口座番号 普通預金28593

●ゆうちょ銀行及び郵便局
加入者名 石川県令和6年能登半島地震災害義援金 
     イシカワケンレイワロクネンノトハントウジシンサイガイギエンキン
口座番号 00100-8-452361
(ATMで自分の通帳から送ると送料が安くなる)
(窓口から振り込みすると、手数料が免除される)

その他、日本赤十字や真っ赤と言われる共同募金もあるが、直接県宛ての方が早いと思う。
ふるさと納税と言う手もあるが、タイムロスになる。


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トルコ地震

2023-03-06 13:39:43 | 防災

トルコの地震は半分が天災で半分が人災かなと思えてきた。
地震後の建物の崩壊は、日本では想像できないものだったのだが、役所に届ける日本で言うところの確認申請はおろか、強度計算もされていない素人が建てた建物が原因と言うことだ。
やけに鉄筋が少ないなとはスラブ(床版)だが、柱や壁は組積造(レンガやブロック)で、一瞬の内に崩壊した。
M5以上の余震が数十回続いている中で、もう建物の建築を始めているとの噂も出てきた。
まさかとは思うが、役所の人間に賄賂を掴ませると、楽に違法で建築が可能なのだそうだ。
これじゃ、何時まで立っても安全は確保されない。


トルコは犬も猫も自由に町を行き来している。今回の地震では瓦礫の下にいた動物の救出も多かった。本来はトルコは優しい人が多いのである。
なのに、今回はどんどん治安が悪くなっているのだと言う。
そんな中、日本の赤十字と同じ活動をしている赤新月社 で、今一番被災地で必要とされているテントを、被災地に運ばないで他に売ってしまったなどと言う話も出ている。
コロナ禍の某東京都知事のようだ。日本でも足りなくなる時、彼女はマスクや防護服を売ったのではなく中国へ贈った。
どこにでも変な人間はいるものだ。

さて、在日トルコ大使館では、義援金の多くが日本からだったと感謝の意をのべている。
どこかを経由して中抜されず、大使館へ真っ直ぐ送れたのは良しとしよう。
野口健さんの寝袋を送る運動には、支援金として送れる事ができた。次はランタンを送るのだと言う。
某ユニセフや某さん党には、千羽鶴でも送ろうか。そんな意地悪なことを考えている私がいる。


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