無題・休題-ハバネロ風味-

私の視線で捉えた世の中の出来事を、無駄口、辛口、様々な切り口から書いてみました。

郡山の土壁

2006-01-26 19:34:36 | 建築・都市・港
1月25日付、日経新聞の東北版に「郡山の天然土壁」の記事が出ていた。
私の事務所で設計する場合、和室の壁に限らず、珪藻土を多用している。どうしても湿気の多い部屋にだけはタイルだったり、防カビ防水系のクロスを貼る事はあるが、化学物質を吸収してくれるので珪藻土に頼っている。

郡山の土壁は、地元の樽川技建と日本大学との共同で、開発された物らしい。珪藻土と同じように化学物質や臭いを吸収する土を、郡山市の山間部で採取実験した結果、モルタルや合板や壁紙よりも、高い数値が出た様だ。ホルムアルデヒドの吸着特性は、モルタルの2倍だと言う。
加工賃は材料費込みで1㎡当たり、6,000円から7,000円。高いか安いかは別として、地元の土が使えると言うのは良いなと思う。酒田市の山間部にも、宝物が出ないかな。

どんな色の土なのだろう。シックハウス症候群の人にとって、選択技がまた一つ増えた訳だ。
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しりとり

2006-01-26 13:51:26 | 社会
先日、運転中に面白いラジオ番組を聴いた。
地元のFM局ハーバーラジオのローカル番組で、一般人がしりとりをしていた。取材で1人1人の音を録るのだから大変だろうが、普通のしりとりではない。とことん方言なのだ。詳しくは知らないが、ルールに方言以外は駄目、とでもあるのだろうか。若い人を中心に繋がっていくのだが、よく知ってるなと思われる言葉がバンバン飛び出してくる。

普通のしりとりなら、語尾に「ん」が着けば、それで終了になる。しかし、方言ならそうはいかない。「ん」で始まる言葉が沢山あるのだ。アフリカの言語にも多いと聞いた。酒田の方言はグローバルなのだと、胸を張る。「んだ」「んでね」「んめ」「んまぐね」・・・まだまだ出てくる。だから、いつまで経っても終了にはならない。逆に、標準語しかない言葉の方が難しいに違いない。

私は、このFM局のアナウンサーに、もっと上手になれば良いのにと、ずっと思ってきた。でも、会社の方針が、方言を大切にしようとするものなら、少し考えを改めねばならぬ。方言は表現力を豊かにする魔法の言葉かも知れない。

NHK教育TVで、青森放送のいなかっぺい氏が津軽弁の講座をやっていた。鼻濁音の話、昔は日本語に母音が8個あったこと、津軽弁にはそれが残っている事など、内容は面白かった。庄内弁も母音が5つではない。訛っていると言われればその通りなのだが、韓国語に似ているとも言われた事がある。そうなのかも知れない。
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