無題・休題-ハバネロ風味-

私の視線で捉えた世の中の出来事を、無駄口、辛口、様々な切り口から書いてみました。

どうなる、拉致問題

2006-04-17 17:47:50 | 社会
韓国の新聞の一面に、拉致問題が載るなんて、今まで想像したことがなかった。横田めぐみさんの元夫が、韓国から拉致された高校生と判ったから、この特別扱いになったのだが、韓国の世論がこれで盛り上がるのかは、甚だ疑問である。

朝鮮戦争では、お互い戦った敵同士にも関わらず、同じ民族であるからと、金大中に続く盧武鉉政権では、太陽政策という名の宥和政策を取っている。その前の戦争では、植民地支配を受けたと、反日感情が異常に高いままなのが、面白いのだが。最も、普通の国民にしてみれば、何だか判らないイデオロギーの為に、家族が南北バラバラにされてしまって、逢うこともままならず、故郷にも戻れない状態が続いていたのだ。

韓国政府が、拉致問題を正面切って持ち上げるのは無理だろう。北朝鮮では、拉北と言う言葉さえ、非常に神経質になっていて、もしそれを使うなら、南北離散家族が会える事業を打ち切るとさえ言っている。しかも拉致は北朝鮮だけのお家芸ではないのだ。少なからず韓国も行っている。金大中だって、滞在していた日本のホテルから、韓国政府に拉致されたではないか。

韓国政府が、拉致された人を帰せと北朝鮮に言ったとすると、脱北した人間達は韓国に騙されたのだから、その人達と引き替えにしようとか、脱北に携わった人間を引き渡せとか、理屈に合わない事を言い出してくるに決まっている。ともかく現在の政権が変わらなければ、韓国は動かないと思う。韓国の一般の国民にとって、拉北も離散も大差ないのだ。

日本政府は、他の国の協力を得てとか、六カ国協議や安保理に期待を掛けないで、独自に政策を取るべきなのだと思う。経済封鎖も効果があったではないか。国民の事を思うなら、やるべきではないだろうか。
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どうなる、アイフル

2006-04-17 17:10:33 | 社会
サラ金による訴訟や事件が、もの凄い勢いで増えているのだそうだ。裁判の判例でも、少しづつ貸金業に不利なと言うか、世の中から見ると真っ当な判決も増えてきている。金融庁はグレーゾーンと呼ばれていた出資法と法定金利の差を、撤廃する方針を定め、今年中に法改正をする予定なのだ。それに併せて、徹底的に書類の不備を追求し、借り主の保護にあたっているようだ。サラ金で苦労している人は、泣き寝入りせずに、きちんとした人に相談するか、調停に持ち込んだ方が良い。特にヤミ金と呼ばれている、法外な取り立てをする所は迷わずに相談することを薦めたい。

今回、業務停止を受けた貸金業も、すっかり反省して普通の金融業に戻るか考えると、現時点ではそうは思えない。法整備に向けて、表向きには一定の成果があるように改善はされるだろう。裏では、さらに法の目を潜って、子会社のような物が出来、同じような事が続くのではなかろうか。

お金は借りないで済めば、何の事はないのだろうけど、格差社会が広がって、生きているのがしんどい時代になったのだ。真面目に生きている人ほど、辛い時代になったと感ずるには、私だけなんだろうか。
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