無題・休題-ハバネロ風味-

私の視線で捉えた世の中の出来事を、無駄口、辛口、様々な切り口から書いてみました。

赤福

2007-10-22 18:06:03 | 建築・都市・港
赤福の偽造問題は、毎日嘘の積み木が1個づつ崩れていくのを、悲しい思いで聞いている。着色料や保存料が入らない分、日持ちもしないだろう。あの穏やかな甘味が、私は好きだった。地方にいてはなかなか手に入らなかったが、清水屋デパートの美味い物市で、無理矢理買ってきたものだった。無理矢理と言うのは、1日の数に限定があるので、すぐに売り切れてしまうからだ。保存するにも、他の食べ物の臭いが着かない様にラップでくるんで冷凍庫に入れると、好きな時に食べる事が出来た。

冷凍保存は、餅でもパンでもご飯でも、解凍さえすれば良い。その便利さが危うい物に手を貸す事になったのか。勿体ないと言う気持ちが、売れ残りの商品を餡と餅に分け、加工する事になったのか。それにしても残念でならない。

赤福と言えば、伊勢神宮のおかげ横丁の発案者だ。街づくりに於いて、成功した事例として有名で、赤福としても巨額の資金を出したとも聞く。社会にも貢献し、街の賑わいを取り戻し、美味しい菓子の老舗としてのれんを張っていたのに。本当に残念でたまらない。赤福に対する行政の措置は、大変に厳しいものだと聞く。初心に返って、1日も早く営業が再開されます様に。

おかげ横丁のHP
コメント (2)
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