無題・休題-ハバネロ風味-

私の視線で捉えた世の中の出来事を、無駄口、辛口、様々な切り口から書いてみました。

黒胡麻

2007-11-26 18:32:37 | 食べ物
鉢植えのゴマは、強い風に負けて青枯れしてしまった。つっかえ棒で補助しても、背の高い性でガコンガコンと途中から折れている。乾燥するまでほったらかしにしていたら、鞘が開いて中身が無くなっていた。これは大変と鞘の着いている部分だけを折ってきて、紙の上に広げてみた。黒い胡麻の粒が、パラパラと落ちてきた。



植えたのが10粒ほどだから元は取れたと言えるのだろうが、青枯れした分、きちんと種を結ぶ事が出来なかった。半分以上が薄茶色をして、ペコペコの胡麻だった。事務所の中で温室育ちにして背丈だけを伸ばし、途中で外に出すと言う不手際も、胡麻の成長を妨げる要因だったに違いない。こんな収穫量では、ゴマ和えどころか赤飯に掛ける分量とてない。来年、もう一度蒔いてみようか。畑で育てるのと違って、鉢植えでは限界があるのかな。
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賢い植物

2007-11-26 01:12:12 | 動物・自然
鶴岡のNさんの事務所で勉強会をした時に、建物の南側に生えていたハーブを2-3本むしって来た。この勉強会のメンバーの中には、ハーブに詳しい人がいて、このハーブの名前を聞くと「何かの雑種だと思う。ペパーミント系は、すぐに雑種になってしまうから、持っていかない方が良いよ。」と言われた。にも拘わらず、車に乗せて連れてきたのだ。季節は夏だったので、無理かなと思ったけど、水の入ったコップに入れてキッチンの窓辺に置いてみたら、栄養もなかったのだろう、信じられない糸の様な細さで、ヒョロヒョロと根も茎も伸びてきた。

これではイカンと鉢植えにした。糸のような茎はそのまま倒れ、元の茎から次々と新しい芽が出て来た。やはりペパーミント系は雑草のように強いとは、よく言ったものだ。その通りにグングンと伸びてくる。外に離せば、外来種として蔓延るに違いない。水やりは欠かさず、事務所の中で育ててみた。それが下の写真だ。窓硝子に寄りかかりながら、上へ上へと勢いよく伸びてくる。



ところが、外で育てるのと違って、窓辺と言えども日向と日陰の条件は出てくる。この繁殖の強いミントは、こんな風にしてまでも育とうと努力するのだ。上の写真は日向へ向けて伸びた茎で、下の写真は部屋側へ伸びた茎だ。両者の違いがはっきりわかると思う。



元は同じ植物の茎でも、日向へ向けて普通に伸びようとするのは珍しくもないが、日陰へ伸びようとする茎は、茎であってもまるで地下茎のような姿に変わっている。この生命力に、凄いなと感心する一方で、恐いなとも思ったので、撮して見た。「持っていかない方が良いよ。」と忠告された事が、植物に乗っ取られる自分を想像して、しばしSFの世界に浸ってみたら、益々恐くなった。
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