中国餃子

毒入り餃子の事件は、治まりを見せず、どんどんと悪化の方へ進んでいく。新たな農薬が入った食品も出て来たし、工場での別の事故も報道された。あんなに幹部達が「工場内には、私物を持ち込めない。」と見得を切ったにも関わらず、この事故で私物が発覚した。従業員達からは、幾らでも持ち込めると言われている。中国政府は、故意に入れられたようだと発言したが、原因は中国側にあるとも言わず、あいまいなままにしている。どんどん原因を突き詰めれば、まずい事も次々と出て来そうな模様でもある。

最悪、毒を入れた反分子が逮捕され、即刻死刑になってメデタシメデタシと言うシナリオにならないのかと心配している。中国に於ける人命は安く、闇はもっと深い所にありそうだ。勿論、中国側の対応だけでなく、ＪＴ側の立場も批判されて当然だと思う。しかし、このニュースが流れた当日、内容をまだ知らないままスーパーの餃子売り場で「餃子にしようか、ワンタンにしようか。」と腕組みをしながら考えてた私は、買ってこなくて良かったと胸を撫で下ろしている。非難の的になる所だった。世の中のニュースを知らないまま、当日に冷凍餃子を買った人だっているだろうに。店の陳列ケースから撤去されたのが次の日だとすれば、恐い思いをしたに違いない。