無題・休題-ハバネロ風味-

私の視線で捉えた世の中の出来事を、無駄口、辛口、様々な切り口から書いてみました。

トンボ

2008-04-23 17:16:53 | 動物・自然
とんぼ博士に、「イトトンボは茶色だった。」と伝えると、「きっと雌だったんだろう。」と言った。そんな事もあるかも知れない。

今日、また1匹羽化した。今日のは青と緑の入ったトンボだった。先日のよりも大きい。だが、S氏がヨシノボリと一緒に捕まえて来たヤゴかも知れないのだ。羽化した事も知らず、いつもの夕飯の餌を与えようと、水槽を覗いてみたら、水槽の縁に掴まったままのトンボがいた。もっとはやく気が着けば良かったのに、尻尾が曲がったままだった。水槽の上の空間が狭かったのだろう。

昆虫が羽化する時、サナギやヤゴの皮を脱ぐと同時に、柔らかな身体がスルスルと伸びてくる。勿論羽根も、クチャクチャだったものが、血液(?)が流れると共に、ゆっくりと広がってくる。羽化した後は、ヤゴやサナギよりも、ずっと大きくなるのだ。その成長時に何らかの邪魔が入ると、身体は大きくなれずに、いびつな形になってしまう。それを私は過去に、キアゲハの羽化で失敗していた。可哀相に、蜘蛛の巣に絡まったまま羽化した蝶は、綺麗な羽根を広げる事が出来ず、空を飛ぶ事も叶わなかった。

青緑のトンボは、春の空へ元気に飛び立っていった。「鳥の餌になるよ。」とS氏が追い打ちを掛ける。不都合な身体にしてごめんなさい。当分の間、水槽の蓋は開けておこうと思う。魚たちがジャンプしなければ良いのだが。
コメント (8)
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