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昨年の11月に買ってきた古い帯を利用して、ティッシュの箱カバーを作った。車の中で使用する物だ。以前作った車用の箱カバーは、和風の花柄模様の縮緬の布を買ってきて作ってみた。端布の寸法を測ったら、ちょっと面積が足りない。そこで黒の縮緬も接ぎ合わせてみた。縮緬は引っ張ると伸びる。裏地をつけなかった為、カバーの中で箱が遊んでいる代物だった。しかも丁度その頃、何故かティッシュBOXの大きさが、急に小さくなった。同じ200pなのに、箱がコンパクトになって、尚更遊ぶようになった。箱は後ろの座席で、あっちへ行ったりこっちへ来たりしていた。その内、誰かがその上に腰を掛けた。箱は潰れ元に戻らなくなった。
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半幅の帯を切り刻んで、手縫いの返し縫いで作ってみた。ミシンがあればすぐに出来るのだろうが、私のミシンは随分昔にご臨終になっている。母の足踏みミシンを広げるも面倒なので手縫いで始めたのだが、簡単に考えたのが甘かった。いやはや帯の布は非常に固い。なるべく縫わないで済む方法と思い、布と柄を有効利用した。出来るとすぐにアイロンも掛けずに箱を入れてみた。従ってブヨブヨである。
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箱の入り口も、マジックテープとか、ボタンを着けると、縫う回数が増えるので、一番楽な収納方法を試みた。それがこの紐で結ぶやり方だ。