8月のとある日、山形市での会議の掛け持ちの空き時間を使用して、山形美術館で催されていた「パリ→ニューヨーク20世紀絵画の流れ展」を見に行った。駐車場で車から降りると、モワッとした湿気の多い暑さが絡みついた。裏から表玄関へ回ると、平日の午後なのに思いの外、客がいた。それでも東京での美術館の人混みにはウンザリなので、ほっとする。中に入るとエアコンが効いて、すーと汗が引いた。この展覧会はアメリカの名門大学の美術コレクション展だそうで、古い中世の頃から印象派、現代アートと奥へ行くにしたがって時代は下がっていった。そこそこ有名画家の作品もあったが、現代アートになるに従って、見るのが辛くなった。理解できない作品が続々と覆い被さってきた。絵の前をスタスタ歩いて見るだけなのに、次第に抜いた昼食の為の空腹が頭をもたげ、難民のように椅子に崩れ落ちた。ちょっと早いが芸術の秋ならぬ食欲の秋の体勢だったのだ。
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一通り見終わって、いつもの常設展に向かう。ここには吉野石膏の会長のコレクションが飾られてある。フランスの印象派の作品が中心だ。誰でも名前の知っている画家達ばかりの、かなり良い作品が展示してある。ゴッホ、モネ、ルノアール、シャガールは多い。見事に頭の中がクリーンになった。ここに来るとほっとする。この展示物だけで、一つの美術館が出来そうな気がする。
さて、話は変わって、私が一度は写真展を見てみたい写真家がいる。名前を秋野深氏と呼ぶ。昨年は「写真の取り方」などのワークショップも行っていたようだ。いかんせん中央ばかりで、地方では写真すら眺められない。時々HPで催し物をチェックしているのだが、今年の夏に「写真展」の文字が見えた。おお!ああ・・ぁぁ。場所を見たら、行けるはずがない事に気がついた。遠すぎるよ。
秋野深
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一通り見終わって、いつもの常設展に向かう。ここには吉野石膏の会長のコレクションが飾られてある。フランスの印象派の作品が中心だ。誰でも名前の知っている画家達ばかりの、かなり良い作品が展示してある。ゴッホ、モネ、ルノアール、シャガールは多い。見事に頭の中がクリーンになった。ここに来るとほっとする。この展示物だけで、一つの美術館が出来そうな気がする。
さて、話は変わって、私が一度は写真展を見てみたい写真家がいる。名前を秋野深氏と呼ぶ。昨年は「写真の取り方」などのワークショップも行っていたようだ。いかんせん中央ばかりで、地方では写真すら眺められない。時々HPで催し物をチェックしているのだが、今年の夏に「写真展」の文字が見えた。おお!ああ・・ぁぁ。場所を見たら、行けるはずがない事に気がついた。遠すぎるよ。
秋野深