無題・休題-ハバネロ風味-

私の視線で捉えた世の中の出来事を、無駄口、辛口、様々な切り口から書いてみました。

碾茶(てんちゃ)

2008-09-27 18:08:44 | 食べ物
喫茶和塾の2回目、今日は抹茶を点てた。
普段は頂くばかりで、正式な点て方は知らない。お茶の粒々が無くて、細かい泡がフワフワしてれば良いやとばかりに、料理の泡立てのように点てていた。美味しく飲めれば、それに越したことはない。今日はさらに美味しくなるワンポイントアドバイスも教えて頂いた。

先日の講座で、お茶に入れるお湯の温度が高いと、お茶の中のタンニンなどの苦みが出易い。しかし、抹茶は熱いお湯でないと、泡が出ないのだそうだ。そこで人前では出来ない方法なのだが、最初に少量の水で艶が出るまで練っておく。するとダマが出来ないし、甘み成分のテアニンが出て美味しくなる。充分に練れたらお湯を注ぐ。茶筅を前後に動かし、最初は底を、次に中間を、最後に表面をと進むと、ホワホワの抹茶が出来上がる。これには正式にお茶をやっている人も「美味しい」と声が上がった。

さて、抹茶は普通のお茶を粉にした物ではない。茶畑に黒いネットを被せて日光が当たるのを少なくし、最初の若芽を摘む。蒸してそのまま乾燥させる。普通の煎茶のように揉んだりしない。そして出来上がったのが碾茶になる。



あらら、ちょっとピンぼけしてるね。この碾茶は見ると葉っぱしかない。乾燥した碾茶を叩くかして、茎を除くのだそうだ。香りはまるで青のりのように香ばしい。これを石臼で引いたのが抹茶になる。
詳しくは静岡の碾茶を見て欲しい。碾茶の産地は日本で3カ所で、市販はしていないそうだ。
少し分けて頂いて、事務所に帰って飲んでみた。う~~ん、抹茶の方が良いかも。
コメント (10)
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