無題・休題-ハバネロ風味-

私の視線で捉えた世の中の出来事を、無駄口、辛口、様々な切り口から書いてみました。

県知事選と秋田

2009-01-31 13:35:15 | 建築・都市・港


横手の町で藏を撮していると、道路の向こうから社民党の広報車がゆっくりと走ってきた。本人が乗っている筈もないが、福島党首の声がスピーカーから聞こえてきた。衆議院は解散しそうにもないし、近くに選挙でもあるのかなと思った。今日になって河北新報の記事で、3月に秋田県知事選があるのを知った。立候補しようとしている前羽後町長の佐藤正一郎氏は知らないが、秋田市長の佐竹敬久氏は講演を聴いた限りでは、グローバルな考えの持ち主で、秋田県を背負って立たれても充分にやっていけると思う。民主党で擁立しようとしている小坂町長の川口博氏は、能代市でお会いしたことがあった。非常に考えがユニークな方だった。小坂町と言う小さな町の町長でしかないのだが、一度斜陽になった町を立て直した経験の持ち主だ。この方も知事になったら面白いだろうと思う。

山形県の県知事選の結果が、国政にも東北の廻りの県にも、ジワジワとボディブローのように効き始めていると思う。貧困に喘ぐ山形もそうなのだが、秋田県も何とかチェンジしなければならない所に来ていると思う。秋田の道を走っていて、一番に目に付くのは、サテライトと言う名の場外馬券場だ。競輪競馬競艇まで揃っている。博打で一攫千金を求めるのか、はたまた仕事の代わりに行っているのか、聞くと全国から秋田は市場だと目されて、なだれ込んでいるのだそうだ。これは良くない事だと思う。酒田でも駅前近くのダイエーの跡地に、大きなパチンコ店が出来た。市内の至る所にあるパチンコ店の駐車場はいつも車でいっぱいだ。仕事がないからと通う。後に残るのは借金だけだ。パチンコ店のトイレでの自殺者も多いと聞いた。こんな物ばかりが建設される町は、おかしいと思う。いつまで冬が続くのだろうか、それとも始まったばかりだと言うのだろうか。


コメント (16)
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