無題・休題-ハバネロ風味-

私の視線で捉えた世の中の出来事を、無駄口、辛口、様々な切り口から書いてみました。

酒田の風景

2009-04-14 16:58:22 | 映画・TV
新しくカテゴリーを作って、おくりびとを分けることにした。とは言っても、そんなに書く量が増える訳でもない。
大吾のオーケストラ時代の舞台になったのが、この希望ホールである。酒田の市民会館として比較的新しい。「希望ホール」の名前の由来は、酒田が生んだ歌手、岸洋子氏の歌のタイトルから付けられた。岸さんも彼女を見出した声楽家の加藤千恵先生もすでに鬼籍に入られてしまったが、数々の伝説は残っている。



中央に見えるのが希望ホールである。右側が市役所で、左側が若葉旅館である。市役所も古くて手狭になった。若葉旅館は、山居倉庫を見下ろす位置にあり、お料理も美味しい。この道路を左に下ると、山居倉庫の見える新井田川の川沿いに出る。市役所から山居倉庫まではとても近い。


現在も現役として使われている木造の米蔵である。南側の欅並木で直射日光を遮り、屋根の構造も、壁の構造も二重にして空気層を設け、熱の伝導を止める、非常にエコロジーな方法で米を貯蔵していた。現在は、電力による冷蔵設備も使われていると思うが、高断熱高気密と歌ってビニールで覆ったような建物より、考え方がはるかに優れていると思う。


映画の場面では、社長と大吾の運転するシーンのバックにこの風景が流れていた。
写真に写すと、山居倉庫は美しいと思う。絵を描く方々も、ここをよく題材にしていた。もうじき、欅が一斉に芽吹き、柔らかい若草色に彩られることだろう。
目の前の新井田川には、プレジャーボートや、小さな漁船が沢山繋留されている。


大吾の友人の銭湯の息子とすれ違う場面に用いられた場所で、道路の雪を除雪していたのが、かじおやじさんだ。


その場面で着用していた防寒着と、除雪機が飾ってある。火曜日は、この周りの店は定休日が多かった。この中にも入って行けそうにもなかった。


外から眺めるだけにする。
コメント (8)
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