無題・休題-ハバネロ風味-

私の視線で捉えた世の中の出来事を、無駄口、辛口、様々な切り口から書いてみました。

七五三掛・地滑り

2009-05-30 13:41:50 | 建築・都市・港
最近、CSのドキュメンタリーで地滑りの特集をしていた。ニュースでも何度も目にした、「丁度地滑りが発生中の様子を撮したVTR」が流れ、道路が電信柱や上部の樹木と土砂と共に、崩れていくのがはっきりと捉えられていた。それを撮していたカメラマンのコメントでは、身の危険を感じ、カメラをそのまま固定し、近くのトンネルに逃げ込んだと言う。土砂崩れなどの専門家が、今まではそのスピードが7km/hほどのものと思われていたのが、このVTRのお陰で2倍以上のスピードだと計測でき、とても人間の足で避難出来る限界を超えていると言っていた。その他、地滑りのメカニズム、何故日本に多いのか、日本の山の構造的弱さなどをたっぷり見たお陰で、より恐さが増していた。

それに加えて連日の七五三掛のニュースの映像を見ると、素人であっても事の重大さが分かる。もっと早く対処が出来なかったのかの思いには、現地で専門家達が調査の為にボーリングなどを行っていたのだそうだ。地滑りの地盤面から地下に24-5mの所に、上層部とは異質の少し固い地盤があり、その間を流れる地下水と共に滑り始めたと言う事らしい。その面は見事にツルツルになっていた。

昨日の私の七五三掛の記事の中で、リンク先を記したブログは、大元のブログがあり、そちらの方がより詳しく載っている。と言うか、同じ人が書いているのではと思うのだが、言葉の節々にアレ?と思わせる何かがあって、出来れば大元のブログを読んで欲しいと思う。気象・歳時・防災 コラム! :

参照記事(新聞記事の為、時間の経過で消える恐れあり)
FNNニュース ←もっとも詳しい。映像もあり。
朝日新聞記事
山形新聞記事

山形新聞の記事に載っている排水パイプ工事だが、遅かったと言うことにならぬかと心配している。雨を恐れて亀裂部分にブルーシートなどの養生をしているが、そもそもの地下水はもっと遙か上部から流れている筈だ。あまりに危険地域の規模が広すぎる。排水パイプも、数本などと言うレベルでは足りないと思う。住んでいる方々には気の毒だが、一刻も早く避難をした方が良いのではと思えてならない。

山形県ホームページ
コメント (6)
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