酒田港女みなと会議が始まる前に、現在酒田港で連日のように行われている工事を見学する事になった。
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このユニークな形の鉄板は、テトラポット(消波ブロック)の型枠である。
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これを組み立てて、上からコンクリートミキサー車とポンプを使って、コンクリートを流し込む。バイブレーターで、ジャンカ(空気の穴)が出ないように打って、上部の型枠をさらに組み立てコンクリートを流す。2日ほどで型枠は外すそうだが、このテトラポットの重量は10tだそうだ。
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海に浮かんでいるケーソン。ケーソンとは、防波堤を作る大きなブロックのような物で、地上で作って、海に浮かべて防波堤まで運ぶ。中に水を入れれば沈むが、抜くといかにコンクリートであっても浮かぶ。酒田港の北防波堤の延長の為のケーソンである。別の場所には、鼠ヶ関の港用のケーソンも作られていた。
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酒田港湾事務所の監督測量船みずほに乗船。画面に映っているのは、魚群探知機のような物で、ここでは水面から港の底までの深さと、船の走行スピードが数値で表れるようになっている。
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酒田北港の丸太溜まりの所に、巨大な円柱状の物が見えた。これは、大浜海岸に設置予定の風力発電のプロペラや柱だ。設置現場では基礎の為のボーリングや矢板の工事がなされている。
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北港の航路内の浚渫船。砂で埋まる港の中を、規定通りに泥などをすくい上げ、左に見えるパイプで埋め立て地まで送っている。24時間稼動だそうだ。休止する時には、パイプの中の土砂が固まらないように、水を送り続け綺麗にしないといけないと言う。
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北防波堤に乗り移った。ここは防波堤の中で、一カ所切れていて、漁船などが航行出来るようになっている。防波堤の上はかなり広い。
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防波堤に段差が見える。実は防波堤は繋がっていない。繋がっていると、波の力の影響で、防波堤がぐねぐねと曲がったり移動したりするのだそうだ。現に同じく並べた筈のケーソンが、波の影響でずれたり沈んだりしている。ケーソンの隙間を、波がえらい勢いで流れていった。
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この部分も延長の計画があって、底に沈んでいるテトラポットの移動などの作業を、潜水夫が行っている。
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化学万能の時代に、何故人間の力に頼らなければならないのかと言うと、まずは海の中がよく見えない事、見て判断して作業するのに、人間の能力が一番なのだそうだ。丁度潜水夫の方が休憩で上がってきた。作業位置が深いと、潜水病を防ぐために、何m毎に休憩をしながら浮上しなければならない。そうしないと、血液の中の酸素が膨張して、死に至ることもあるのだと言う。
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ここは防波堤の中で、設置角度がついている部分。一直線の防波堤と違って、角度が着くと、非常に波の影響を受けやすい。そのため防波堤の高さなども変えてある。四角い柱のように見えるのは、緩衝堤なのだそうだ。日本海の冬の波は15mを超えると言う。その波に耐えうる高さで防波堤を造ると、港から外洋が見えず、漁船なども使いづらいのだそうだ。その為、他の部分は低く抑えてある。
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平日の日中に、見学をする自分たちの事を棚に上げて、魚釣りをしている人の多さに驚く。本来なら、防波堤での魚釣りは危険なので、禁止になっているらしい。ここには近くの漁船が運賃を取って、釣り客を乗せているらしい。
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これは、現在は稼動していない波力発電の跡。実験の結果、発電はするのだが、大きな音や風が発生する為、実用にはならなかったらしい。
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本港に向かう時にすれ違ったイカ釣り船。2-3日前にも、酒田港から船団で出港した。イカを追い掛けて北上するのだそうだ。大漁旗が風になびいている。
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海上保安庁の巡視船つるぎ。性能についても秘密だと言う。不審船を追い掛ける為、色々な装備がついているのだろう。
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おまけ:昼食に寄った海鮮市場の2階の食堂で、列の出来る店とびしま。予約も効かない。偉いさんでも、誰でもが並んで自分の番を待つ。料理は新鮮、安い、美味いの三拍子。人気のあるメニューはすぐに無くなる。
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このユニークな形の鉄板は、テトラポット(消波ブロック)の型枠である。
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これを組み立てて、上からコンクリートミキサー車とポンプを使って、コンクリートを流し込む。バイブレーターで、ジャンカ(空気の穴)が出ないように打って、上部の型枠をさらに組み立てコンクリートを流す。2日ほどで型枠は外すそうだが、このテトラポットの重量は10tだそうだ。
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海に浮かんでいるケーソン。ケーソンとは、防波堤を作る大きなブロックのような物で、地上で作って、海に浮かべて防波堤まで運ぶ。中に水を入れれば沈むが、抜くといかにコンクリートであっても浮かぶ。酒田港の北防波堤の延長の為のケーソンである。別の場所には、鼠ヶ関の港用のケーソンも作られていた。
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酒田港湾事務所の監督測量船みずほに乗船。画面に映っているのは、魚群探知機のような物で、ここでは水面から港の底までの深さと、船の走行スピードが数値で表れるようになっている。
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酒田北港の丸太溜まりの所に、巨大な円柱状の物が見えた。これは、大浜海岸に設置予定の風力発電のプロペラや柱だ。設置現場では基礎の為のボーリングや矢板の工事がなされている。
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北港の航路内の浚渫船。砂で埋まる港の中を、規定通りに泥などをすくい上げ、左に見えるパイプで埋め立て地まで送っている。24時間稼動だそうだ。休止する時には、パイプの中の土砂が固まらないように、水を送り続け綺麗にしないといけないと言う。
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北防波堤に乗り移った。ここは防波堤の中で、一カ所切れていて、漁船などが航行出来るようになっている。防波堤の上はかなり広い。
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防波堤に段差が見える。実は防波堤は繋がっていない。繋がっていると、波の力の影響で、防波堤がぐねぐねと曲がったり移動したりするのだそうだ。現に同じく並べた筈のケーソンが、波の影響でずれたり沈んだりしている。ケーソンの隙間を、波がえらい勢いで流れていった。
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この部分も延長の計画があって、底に沈んでいるテトラポットの移動などの作業を、潜水夫が行っている。
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化学万能の時代に、何故人間の力に頼らなければならないのかと言うと、まずは海の中がよく見えない事、見て判断して作業するのに、人間の能力が一番なのだそうだ。丁度潜水夫の方が休憩で上がってきた。作業位置が深いと、潜水病を防ぐために、何m毎に休憩をしながら浮上しなければならない。そうしないと、血液の中の酸素が膨張して、死に至ることもあるのだと言う。
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ここは防波堤の中で、設置角度がついている部分。一直線の防波堤と違って、角度が着くと、非常に波の影響を受けやすい。そのため防波堤の高さなども変えてある。四角い柱のように見えるのは、緩衝堤なのだそうだ。日本海の冬の波は15mを超えると言う。その波に耐えうる高さで防波堤を造ると、港から外洋が見えず、漁船なども使いづらいのだそうだ。その為、他の部分は低く抑えてある。
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平日の日中に、見学をする自分たちの事を棚に上げて、魚釣りをしている人の多さに驚く。本来なら、防波堤での魚釣りは危険なので、禁止になっているらしい。ここには近くの漁船が運賃を取って、釣り客を乗せているらしい。
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これは、現在は稼動していない波力発電の跡。実験の結果、発電はするのだが、大きな音や風が発生する為、実用にはならなかったらしい。
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本港に向かう時にすれ違ったイカ釣り船。2-3日前にも、酒田港から船団で出港した。イカを追い掛けて北上するのだそうだ。大漁旗が風になびいている。
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海上保安庁の巡視船つるぎ。性能についても秘密だと言う。不審船を追い掛ける為、色々な装備がついているのだろう。
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おまけ:昼食に寄った海鮮市場の2階の食堂で、列の出来る店とびしま。予約も効かない。偉いさんでも、誰でもが並んで自分の番を待つ。料理は新鮮、安い、美味いの三拍子。人気のあるメニューはすぐに無くなる。