無題・休題-ハバネロ風味-

私の視線で捉えた世の中の出来事を、無駄口、辛口、様々な切り口から書いてみました。

七五三掛地滑り・その後

2009-06-08 13:37:18 | 建築・都市・港
6月5-6日、国交省の担当者が、鶴岡市七五三掛の地滑り地区で、現地調査を行った。7日(日)には、県庁へ訪れ県知事に報告を行った模様である。調査した担当員は、国交省と独立行政法人土木研究所の研究員と、県と鶴岡市の担当者併せて28人が、2班に分かれて調査と対策を話し合った。

また、7日には、佐藤勉国家公安・沖縄北方防災担当大臣が、地滑り地区の視察を行った。地元住民との意見交換を含め、佐藤防災担当相は、「防災担当として、省庁間を調整し、1つのプロジェクトとして、対策に取り組む。」と発言した。こんな所にも、日本の縦割り行政がブロックになっていたのである。

さて、現在水抜き工事を実施している七五三掛けの土砂崩れは、残念ながら進行している。多い時には一晩で10cmも滑っているようだ。地滑りの拡大の問題では、、被害が目立つ集落以外は、2次的な地滑り被害の可能性は低いと見られている。対策の記者発表は、8日に行われる予定である。

尚、蛇足として、5期鶴岡市長を務めてきた富塚陽一市長(78)は、高齢と多選非難を考慮して、今回の市長選には出馬せず、引退をする意向を固めたようである。

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8日の記者発表の速報

 農林水産省は8日、鶴岡市大網の七五三掛(しめかけ)地区で発生した地滑り災害の対策として、国直轄で水抜きボーリングの実施などを進めることを明らかにした。地滑りを誘発している地下水を取り除くことで、滑り面を1日も早く止める狙い。県主導の対策工事と並行して行われ、今月中にも工事に着手する見通し。

 農水省防災課の志野尚司災害対策室長らが同日、県庁で会見した。吉村美栄子知事は今月4日、農水省に対して国直轄で調査と対策事業を実施するよう要請した。これを受け、農水省は▽衛星利用測位システム(GPS)による地盤移動状況の観測網の拡大▽ボーリングによる地質調査の追加▽地下水を強制排除する井戸の建設▽地表面に対し斜めにボーリング工事を行い、水を抜く-といった国直轄の調査、工事を行う。

 農水省は今年2月ごろから、県の要請を受け、七五三掛地区周辺で地質専門家による調査や、GPSシステムによる地盤の移動状況の観測、対策工法の検討などを行ってきた。対策工事と位置付ける井戸の建設について県は、3カ所程度を見込んでいる。

 農水省は今後、井戸を35カ所設置し、ボーリングは100本を検討している。
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以上、山形新聞のHPより抜粋より

県の対策工事の井戸と併せて、38箇所設置される。その位は必要なのだろう。国が直轄事業としてOKを出してくれて、本当に良かったと思う。一部の心ないブログの持ち主は、少ない人しか住んでいない所に、大金を注ぎ込むのは止めた方が良い。そんな土地は見捨てるべきだと言う意見を載せていた。確かにダムの底に沈んだり、土砂崩れ危険区域から、集団移転した過去もあった。ただ、この地区が、出羽三山の信仰と深く結びついて来た土地だから、出来ることならば残せる方に努力をして欲しいと思うのだ。
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最近のニュースから

2009-06-08 08:36:46 | 社会
「あ~あ、岡田監督まで退場させられちゃったよ!」と言うのが私のW杯アジア予選の感想である。まずは、本戦出場決定おめでとう。先制点を取れたから良いのだけど、心臓に悪い試合だったね。ロスタイムが、いつまで続くのかと思った。

北朝鮮への国連決議は、なかなか決着をみない。ミサイルから地下核実験への一連の動きは、金政権の三男への世襲の準備だと言われている。子供の頃の顔写真しかない世界の人が知らない20代の若者が、いくら金総書記の息子と言えども、今の北朝鮮を束ねるのに大丈夫か思う一方で、保護者的立場の中国が世襲は認めないと良い顔もしていない。かの息子も長男と同じに、偽造旅券で日本を訪れていたと言う。まったくもって、この国はスパイ大国のような国だ。日本は何処までもコケにされている。

今回のミサイルや地下実験で、北朝鮮は本気だとか戦争になるのかと言われているが、重村教授や青山氏が、「戦争はないよ。」と言い切った。重村教授は、「石油がないから、兵器を動かせない。」と言い、青山氏は「核実験から2週間が過ぎているのに、空気中から放射能の成分が検出されない。あれははったりだったのでは。」とも言っていた。もし、その情報が中国にあるのだとすれば、国連決議を渋っている理由も分かる。北朝鮮が崩壊すると、一番迷惑を受けるのも中国だ。長男の亡命説が出ているが、本人は否定した。もし彼が中国に渡ることになれば、中国が三男の世襲を認めない事になるのだそうだ。三男の政権は軍部の傀儡政権になるだろうとも言っていた。この一連のゴタゴタは、北朝鮮を正常化させる良い機会なのだと思う。でも、北朝鮮国内から見た正常化とは、いったい何なのだろう。「北朝鮮が滅ぶ時は、日本が滅ぶ時だ」と言ってのける北朝鮮脱北軍幹部がいた。日本にも「死刑になりたいから、関係のない人々を殺した。」と平然と言ってのける人間もいる。常識って、いったい何だろう。
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