6月5-6日、国交省の担当者が、鶴岡市七五三掛の地滑り地区で、現地調査を行った。7日(日)には、県庁へ訪れ県知事に報告を行った模様である。調査した担当員は、国交省と独立行政法人土木研究所の研究員と、県と鶴岡市の担当者併せて28人が、2班に分かれて調査と対策を話し合った。
また、7日には、佐藤勉国家公安・沖縄北方防災担当大臣が、地滑り地区の視察を行った。地元住民との意見交換を含め、佐藤防災担当相は、「防災担当として、省庁間を調整し、1つのプロジェクトとして、対策に取り組む。」と発言した。こんな所にも、日本の縦割り行政がブロックになっていたのである。
さて、現在水抜き工事を実施している七五三掛けの土砂崩れは、残念ながら進行している。多い時には一晩で10cmも滑っているようだ。地滑りの拡大の問題では、、被害が目立つ集落以外は、2次的な地滑り被害の可能性は低いと見られている。対策の記者発表は、8日に行われる予定である。
尚、蛇足として、5期鶴岡市長を務めてきた富塚陽一市長(78)は、高齢と多選非難を考慮して、今回の市長選には出馬せず、引退をする意向を固めたようである。
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8日の記者発表の速報
農林水産省は8日、鶴岡市大網の七五三掛(しめかけ)地区で発生した地滑り災害の対策として、国直轄で水抜きボーリングの実施などを進めることを明らかにした。地滑りを誘発している地下水を取り除くことで、滑り面を1日も早く止める狙い。県主導の対策工事と並行して行われ、今月中にも工事に着手する見通し。
農水省防災課の志野尚司災害対策室長らが同日、県庁で会見した。吉村美栄子知事は今月4日、農水省に対して国直轄で調査と対策事業を実施するよう要請した。これを受け、農水省は▽衛星利用測位システム(GPS)による地盤移動状況の観測網の拡大▽ボーリングによる地質調査の追加▽地下水を強制排除する井戸の建設▽地表面に対し斜めにボーリング工事を行い、水を抜く-といった国直轄の調査、工事を行う。
農水省は今年2月ごろから、県の要請を受け、七五三掛地区周辺で地質専門家による調査や、GPSシステムによる地盤の移動状況の観測、対策工法の検討などを行ってきた。対策工事と位置付ける井戸の建設について県は、3カ所程度を見込んでいる。
農水省は今後、井戸を35カ所設置し、ボーリングは100本を検討している。
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以上、山形新聞のHPより抜粋より
県の対策工事の井戸と併せて、38箇所設置される。その位は必要なのだろう。国が直轄事業としてOKを出してくれて、本当に良かったと思う。一部の心ないブログの持ち主は、少ない人しか住んでいない所に、大金を注ぎ込むのは止めた方が良い。そんな土地は見捨てるべきだと言う意見を載せていた。確かにダムの底に沈んだり、土砂崩れ危険区域から、集団移転した過去もあった。ただ、この地区が、出羽三山の信仰と深く結びついて来た土地だから、出来ることならば残せる方に努力をして欲しいと思うのだ。
また、7日には、佐藤勉国家公安・沖縄北方防災担当大臣が、地滑り地区の視察を行った。地元住民との意見交換を含め、佐藤防災担当相は、「防災担当として、省庁間を調整し、1つのプロジェクトとして、対策に取り組む。」と発言した。こんな所にも、日本の縦割り行政がブロックになっていたのである。
さて、現在水抜き工事を実施している七五三掛けの土砂崩れは、残念ながら進行している。多い時には一晩で10cmも滑っているようだ。地滑りの拡大の問題では、、被害が目立つ集落以外は、2次的な地滑り被害の可能性は低いと見られている。対策の記者発表は、8日に行われる予定である。
尚、蛇足として、5期鶴岡市長を務めてきた富塚陽一市長(78)は、高齢と多選非難を考慮して、今回の市長選には出馬せず、引退をする意向を固めたようである。
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8日の記者発表の速報
農林水産省は8日、鶴岡市大網の七五三掛(しめかけ)地区で発生した地滑り災害の対策として、国直轄で水抜きボーリングの実施などを進めることを明らかにした。地滑りを誘発している地下水を取り除くことで、滑り面を1日も早く止める狙い。県主導の対策工事と並行して行われ、今月中にも工事に着手する見通し。
農水省防災課の志野尚司災害対策室長らが同日、県庁で会見した。吉村美栄子知事は今月4日、農水省に対して国直轄で調査と対策事業を実施するよう要請した。これを受け、農水省は▽衛星利用測位システム(GPS)による地盤移動状況の観測網の拡大▽ボーリングによる地質調査の追加▽地下水を強制排除する井戸の建設▽地表面に対し斜めにボーリング工事を行い、水を抜く-といった国直轄の調査、工事を行う。
農水省は今年2月ごろから、県の要請を受け、七五三掛地区周辺で地質専門家による調査や、GPSシステムによる地盤の移動状況の観測、対策工法の検討などを行ってきた。対策工事と位置付ける井戸の建設について県は、3カ所程度を見込んでいる。
農水省は今後、井戸を35カ所設置し、ボーリングは100本を検討している。
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以上、山形新聞のHPより抜粋より
県の対策工事の井戸と併せて、38箇所設置される。その位は必要なのだろう。国が直轄事業としてOKを出してくれて、本当に良かったと思う。一部の心ないブログの持ち主は、少ない人しか住んでいない所に、大金を注ぎ込むのは止めた方が良い。そんな土地は見捨てるべきだと言う意見を載せていた。確かにダムの底に沈んだり、土砂崩れ危険区域から、集団移転した過去もあった。ただ、この地区が、出羽三山の信仰と深く結びついて来た土地だから、出来ることならば残せる方に努力をして欲しいと思うのだ。