平山郁夫さんが日本人だったおかげで、その作品の多くが日本の美術館にあり、私たちの目に触れることが出来る。尾道市にある平山郁夫美術館を始め、山梨県にある平山郁夫シルクロード美術館、滋賀県にある佐川美術館、東京や京都にある国立近代美術館にも作品が所蔵されている。きっとファンの多くは、平山さんの訃報を聞いて、作品を見に行かなければと出かける人が、急に増えると思う。行列の出来る美術館は嫌だなと言う私のような田舎者には、有り難いことに地元でも作品を見ることが出来るようだ。
平山さんは山形にも訪れて、山寺や羽黒山をスケッチして歩いたそうだ。今日の山形新聞には、県内に眠る作品がどこに行けば見られるのかを、取り上げてくれていた。天童市美術館の吉野石膏コレクションでは、「月明(げつめい)タージマハル」を始め4作品があると言う。山形メディアタワーでは、1階ロビーに「緑映」がある。これは平山さんが1966年にトルコを訪れ、遺跡を見て回った時の作品だ。砂漠のオアシスと周囲の柳を描いたもので、平山さんにとって思い入れのある1枚なのだそうだ。画集に収めようとして探したが、その行方が判らなくなっていた物で、それを23年ぶりに山形で見つけたと言う。それも20年も昔の話である。持ち主が山形新聞の服部天皇だもの、なるほどと頷ける。その他、南陽市の市役所ロビーにもリトグラフが飾られてある。
平山さんがシルクロードを描くきっかけになったのは、1966年にトルコのカッパドキアを訪れた時だそうだ。その「緑映」が山形にある事になる。シルクロードの切っ掛けがトルコと言うのは、私と同じだわと、ちょっと嬉しい。そう言えば、2000年頃のNHKのトルコからの生放送(多分BSで1週間ほど続いたと思う)でも、カッパドキアから平山さんが、色々と遺跡の説明をしてくれていた。シルクロードを逆から辿って、奈良で最後の仕事をすると言うのも、いかにも平山さんらしい。シルクロードの東の果ては、日本なんだよと、改めて教えてくれているようだ。
私が好きな平山さんの作品は、(大作の日本画にも素晴らしい物があるのだが)実はスケッチブックに描かれた水彩画で、何とも言えない位に好きである。ネットで平山さんの画像をたどって行ったら、NHK教育テレビ趣味講座「絵画入門・平山郁夫」の雑誌が現れた。わぁ、この大画家が、テレビの番組で絵の描き方を教えてくれていたんだと、見逃したのを口惜しく思った。アーカイブでもう一度放映してくれないものだろうか。絵画入門・平山郁夫
平山さんは山形にも訪れて、山寺や羽黒山をスケッチして歩いたそうだ。今日の山形新聞には、県内に眠る作品がどこに行けば見られるのかを、取り上げてくれていた。天童市美術館の吉野石膏コレクションでは、「月明(げつめい)タージマハル」を始め4作品があると言う。山形メディアタワーでは、1階ロビーに「緑映」がある。これは平山さんが1966年にトルコを訪れ、遺跡を見て回った時の作品だ。砂漠のオアシスと周囲の柳を描いたもので、平山さんにとって思い入れのある1枚なのだそうだ。画集に収めようとして探したが、その行方が判らなくなっていた物で、それを23年ぶりに山形で見つけたと言う。それも20年も昔の話である。持ち主が山形新聞の服部天皇だもの、なるほどと頷ける。その他、南陽市の市役所ロビーにもリトグラフが飾られてある。
平山さんがシルクロードを描くきっかけになったのは、1966年にトルコのカッパドキアを訪れた時だそうだ。その「緑映」が山形にある事になる。シルクロードの切っ掛けがトルコと言うのは、私と同じだわと、ちょっと嬉しい。そう言えば、2000年頃のNHKのトルコからの生放送(多分BSで1週間ほど続いたと思う)でも、カッパドキアから平山さんが、色々と遺跡の説明をしてくれていた。シルクロードを逆から辿って、奈良で最後の仕事をすると言うのも、いかにも平山さんらしい。シルクロードの東の果ては、日本なんだよと、改めて教えてくれているようだ。
私が好きな平山さんの作品は、(大作の日本画にも素晴らしい物があるのだが)実はスケッチブックに描かれた水彩画で、何とも言えない位に好きである。ネットで平山さんの画像をたどって行ったら、NHK教育テレビ趣味講座「絵画入門・平山郁夫」の雑誌が現れた。わぁ、この大画家が、テレビの番組で絵の描き方を教えてくれていたんだと、見逃したのを口惜しく思った。アーカイブでもう一度放映してくれないものだろうか。絵画入門・平山郁夫