無題・休題-ハバネロ風味-

私の視線で捉えた世の中の出来事を、無駄口、辛口、様々な切り口から書いてみました。

重点港湾決定

2010-08-03 21:42:33 | 建築・都市・港
8月3日、前原国土交通省大臣は「選択と集中」の考えに基づいて、国内にある103港ある重要港湾の中から、43港を重点港湾として位置づけし、効率的に整備すると正式に発表した。酒田港は先月の末から、どうやら内定はしたらしいとの情報は行き交っていたが、これで本決まりとなり、県知事を始めとした県民市民の働きかけが認められた事になる。40港が42港らしいとされ、43港に決定した。この微妙な3港に入るか、入れないかで、大きく港の未来は変わって来る。一安心した港町もあっただろう。涙を飲んだ所もあっただろう。あまり働きかけをしなかった所もあったと聞いている。最初から諦めたのだろうか。

さて、重点港湾の一覧が出た。

○函館、石狩湾新、釧路(北海道)
○青森、八戸(青森)大船渡(岩手)秋田(秋田)酒田(山形)小名浜(福島)
○茨城、鹿島(茨城)木更津(千葉)横須賀(神奈川)
○金沢(石川)敦賀(福井)御前崎(静岡)三河、衣浦(愛知)
○舞鶴(京都)東播磨(兵庫)境(鳥取)浜田(島根)宇野(岡山)福山、呉(広島)岩国、宇部(山口)
○小松島(徳島)高松、坂出(香川)松島、東予(愛媛)高知(高知)
○苅田(福岡)伊万里(佐賀)長崎(長崎)八代(熊本)大分、中津(大分)細島(宮崎)鹿児島(鹿児島)那覇、中城湾(沖縄)

日本の県の中には、海を持たない県もある。2港選ばれている県もある。大きな港なのに、載っていない所は、重点港湾のさらに上の、特定重要港湾(23港)になっており、さらに上にはスーパー中枢港湾が三大都市圏に存在する。決して小さな港が不必要と言う事ではない。選択と集中をさせる事によって、機能別に使い分け出来る。1県1港が基準だったが、これも永遠ではない。何年先か、何十年先かで、また動きが起こると思う。まずは一安心、これからが新たな出発でもある。

注意しないといけないのは、重点港湾に選ばれたとて、設備を新たにする予算が沢山つく訳ではない。最低でも現状維持が、この重点港湾に選ばれる意味である。少なくとも、国の出先機関である港湾事務所も残ることになる。道路もそうだが、港湾にしても、最近は地元の熱意と言う、目に見えない力がどうしても必要になる。官民あげての連携も重要だ。日沿道の酒田みなと-遊佐間が、国幹会議に載ったのも、この官民の動きがあったからだ。おとなしくしていると、何十年も放ったらかしにされる。田舎では、それが特に顕著に見られる。昔は、田中角栄のように、地元に力のある代議士がいると、案外うまく行ったものだが、中央にばかり目を向ける代議士では力があっても役に立たない。国民の代表として、世界に対等に勝負できる国にするべき政治も大事だが、地元も潰れるような有様では何をか言わんやである。
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探検隊出動!

2010-08-03 12:24:27 | 社会
8月1日、発見!酒田みなとの探検隊は、漁業協同組合の3階の講堂をお借りして、行われた。いつもは、海洋センターの講堂を出発点にするのだが、この日は港オアシス祭りと同時開催だったので、使えなかったのだ。漁協の広い講堂と海風の心地よさは格別だ。



3階のベランダから港を覗き込むと、漁船が数隻係留されていた。その中に、夏イカ漁の漁船が見えた。



あとで写真を撮っておこうと思った。



この角度から、酒田の本港を見ることはあまりない。それも漁連の3階からなので、見晴らしもよい。こちらは海の方を見ているので、遠くに白灯台がある。



本港の一番奥は、漁船などの係留場所になっており、新井田川や小牧川が注いでいる。
奥に橋が見えるが、あれは出羽大橋である。



こちらは、通常の漁船。



こちらは、イカ釣りの漁船である。灯りをつけてイカ釣りをするので、大きな電球が沢山ぶら下がっている。



小さな女の子が、上手に魚釣りをしていた。沢山釣れたかな?
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