これが本当の「やったー！」

チリの落盤事故の救出作業が始まった。カプセルが開いて、最初の一人目が降りてくると、父を待つ子供の顔が、涙でみるみる崩れた。廻りの大人達も同じように感動で一杯だったのだろう。

救出されてみれば、たった15分間の距離なのに、それを可能にするのに2ヶ月も費やした。もっと時間が掛かるだろうとの予想もあったが、閉じこめられた人達も、待っている家族も、昼夜を厭わずに軌道を開ける作業をした人達も、本当におめでとう。最後の1人まで地上に舞い降りたら、もう一度おめでとうを言いたい。

殺伐としたニュースの続く中、久しぶりに「人間って良いな！」と大声で言える出来事だった。
最高の信頼関係だと思う。まだ作業は続いている。