子供の頃、よほどの雨降りでもない限りは、外で思う存分暗くなるまで遊んだ。時々は同級生同士で遊ぶこともあったが、ほとんどは男女入り乱れの、年齢が数歳離れている集団で、鬼ごっこやかくれんぼをした。逃げる時には家と家の隙間をぬったり、床下に潜り込んだりした。見つからないようにじっとしているドキドキ感はたまらなかったが、そこが他人の家の敷地内であっても、大人達は叱らなかった。
道具を使った遊びでも、現代のようにTVゲームがある訳ではない。女の子は縄跳びにゴム跳び、おはじきにザック(お手玉)手まりつきで楽しんだ。石蹴りでも、数種類のゲームの方法があり、地べたに棒で線を引いたり丸を書いたり、月火水木金土日と言いながら四角に区切ったグランドの中で遊んだ。石蹴りの石にはmy石があり、投げても転がらないで、地べたに吸い付く感じの石は、私の宝物だった。
男の子はペッチ(めんこ)やビー玉、ベーゴマで遊んだ。女の子の遊び道具は数が減ることがなかったが、男の子のは勝負がかかっていて、負けると自分の大事な道具がなくなってしまう。それだけ真剣に、負けると大粒の涙を流しながら、遊んでいた。
遊びは年中、同じものをすることはない。季節毎に変わっていく。欅の実が成る頃には、近所の駄菓子屋にはユの実鉄砲(?)が売られていたり、冬になれば竹スキーが並んでいた。そうそう、駄菓子屋には、当て物(くじつき)は勿論のこと、夏の盛りには井戸水を流したタライの中に、ラムネの緑色のビンが沈んでいた。駄菓子屋のおばちゃんに、プシュッと開けて貰う時も少し恐かった。ラムネの丸い玉が穴を塞がないように、上手に飲んだ。中身が空になると、どうしたらあの玉がとれるかと、ひっくり返したり揺さぶったりした。
先月、TVのクイズ番組で、どうしてビー玉がビー玉と呼ばれるのかと言う問題があった。実はラムネのビンに入っているガラス玉は、完全な球にしないとラムネが漏れる。検査に合格するとA玉(えーだま)と呼ばれ、不合格だった物がB玉(びーだま)となったのだそうだ。へぇ~、そうだったのか。
道具を使った遊びでも、現代のようにTVゲームがある訳ではない。女の子は縄跳びにゴム跳び、おはじきにザック(お手玉)手まりつきで楽しんだ。石蹴りでも、数種類のゲームの方法があり、地べたに棒で線を引いたり丸を書いたり、月火水木金土日と言いながら四角に区切ったグランドの中で遊んだ。石蹴りの石にはmy石があり、投げても転がらないで、地べたに吸い付く感じの石は、私の宝物だった。
男の子はペッチ(めんこ)やビー玉、ベーゴマで遊んだ。女の子の遊び道具は数が減ることがなかったが、男の子のは勝負がかかっていて、負けると自分の大事な道具がなくなってしまう。それだけ真剣に、負けると大粒の涙を流しながら、遊んでいた。
遊びは年中、同じものをすることはない。季節毎に変わっていく。欅の実が成る頃には、近所の駄菓子屋にはユの実鉄砲(?)が売られていたり、冬になれば竹スキーが並んでいた。そうそう、駄菓子屋には、当て物(くじつき)は勿論のこと、夏の盛りには井戸水を流したタライの中に、ラムネの緑色のビンが沈んでいた。駄菓子屋のおばちゃんに、プシュッと開けて貰う時も少し恐かった。ラムネの丸い玉が穴を塞がないように、上手に飲んだ。中身が空になると、どうしたらあの玉がとれるかと、ひっくり返したり揺さぶったりした。
先月、TVのクイズ番組で、どうしてビー玉がビー玉と呼ばれるのかと言う問題があった。実はラムネのビンに入っているガラス玉は、完全な球にしないとラムネが漏れる。検査に合格するとA玉(えーだま)と呼ばれ、不合格だった物がB玉(びーだま)となったのだそうだ。へぇ~、そうだったのか。