無題・休題-ハバネロ風味-

私の視線で捉えた世の中の出来事を、無駄口、辛口、様々な切り口から書いてみました。

津軽弁

2010-12-25 13:37:19 | 社会
ニュースで報道されてから随分と経ったが、方言繋がりで思い出した。青森の医療関係者が、ネットで津軽弁のデータベースを作ったのだそうだ。何故、医療関係者がそれを必要としたかと言うと、若い看護師や介護士さん達が、お年寄りが話す言葉が理解出来ないからだそうだ。身体の痛みを表現するのに、昔からの方言で伝えると、微妙な痛みも、実にうまく症状が把握出来る。お年寄りはそれを伝えているのに、若い人達がその意味を知らない。ラジオやテレビなどの普及で、だんだんと方言が消えているのが原因らしい。

北前船の影響なのか、日本海側の言葉は共通の物も多く、津軽弁の幾つかは理解できる。決してフランス語ではないのだが、最近の車のコマーシャルで、津軽弁をフランス語風に聞こえるような使い方をして、面白いなと思ったものがあった。庄内弁は韓国語のように聞こえるとも言われている。言われてみると、思い当たる節がある。どうしてこんなに狭い日本で、こんなに沢山の言葉があるのだろう。藩の住民をあまり旅や移動させなかった政治にあるのかなと思う。
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こっし!

2010-12-25 11:09:42 | 社会
「こっし!」と言う酒田弁がある。標準語に何と訳したら良いのだろう。
語学能力が劣っている私には、酒田弁←→日本語でさえ危ういのだから、外国語への訳など出来そうもない。まぁ、そんな言い訳は横に置いておいて、「こっし!」は「あらまぁ」と言ったら良いのだろうか、残念な事に出会った時の、とっさに出る感嘆の表現である。なので、会話や文章の中心には出てこない。強いて使うなら、「こっし、だんの」意味は「残念ですね」や「まずかったですね。」に近い。最近の若い人には、使われなくなった言葉なのかも知れない。

イブからクリスマスにかけて、県内は大荒れになった。朝の雪の具合は、吹きだまりが出来ていた。早速に雪かきとなる。気温が低いので、重い雪にはならなかったが、どうも我が家の前は、その吹きだまりの雪でかなりの量になっていた。家族と一緒にせっせと雪を運んだ。我が家は間口が広く、除雪する道路が長いのが欠点だ。有り難い事も一つある。向かい側が山王森(公園)になっているので、雪を捨てるのには不自由しない。ただし、あまりに大雪になると、除雪した雪の壁が立ちはだかり、さらにその上に目がけて雪を飛ばすのが大変だ。

今日はまだそんな心配もなく、雪を除けて運んでいた。雪の固まりをスコップに載せた途端、腰が抜けたような感じになった。ぎっくり腰の時の痛みとは違う。ふわっと腰を中心に上下が離れたような浮いた感じになった。とっさに出た言葉が「こっし!」だった。何だか何十年ぶりに使った気がした。腰だから「こっし」なのだろうか。その腰は次第に痛みに変わってきた。
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