無題・休題-ハバネロ風味-

私の視線で捉えた世の中の出来事を、無駄口、辛口、様々な切り口から書いてみました。

冬至と柚子

2013-12-23 11:51:02 | 食べ物

ついに冬至が過ぎた。これからは日増しに昼の時間が長くなる。それはそれで嬉しいが、寒さが強まるのはこれからだ。四季のある日本、豪雪地や晴天の続く地域と格差はあるもの、自然の中で生かされている有り難さを噛みしめてみる。

冬至のゆず湯用にと、柚子を頂いた。勿体ないので柚胡椒を作ることにした。しかし、本来の柚胡椒は青い柚子と青唐辛子を使用する。今年は我が家の柚子は1個も実らなかったので、柚胡椒を作ることはさっさと諦め、買ってきた赤と黄色の唐辛子はコーレーグス(沖縄名物の調味料)に、残った赤と青唐辛子は、乾燥させて保存しておいた。

この時期になって柚子が手にはいるとは想像していなかったので、乾した青唐辛子を水に戻してふやかしてみた。全然うまく戻らない。赤や黄色の唐辛子は、完熟度が高いためあまり状態は変わらずに乾燥するが、青唐辛子は未熟な為、半端ないほど実がペラペラに乾燥する。水分が多い為だろう。色も青いままではなく茶色にも変色し、見た目はごっつい悪い。青いまま使おうとするなら、冷凍するか、始めからペースト状にして保存しておけば良いのかなと思う。

最初は柚子の皮をおろし器で摺ってみたが、なにぶんこの時期の柚子はへなへなしていて、時間が掛かる。それならと皮を剥いて唐辛子と一緒にフードプロセッサで細切れにしてみた。

緑色の柚胡椒が当たり前の世の中にあって、以前作った黄色(黄色の柚子と黄色の唐辛子)は異様だったが、味はそれなりに美味しかった。絶対に市販の物よりは美味しく出来ると思う。今年の作品は、乾燥させてしまった唐辛子は細かくならず、ちと大きめの粒々になり、黄色をベースに華やかな物(?)になった。味は信じられないほど辛かった。おかげで指先がいつまで経ってもヒリヒリしている。

コメント (2)
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