無題・休題-ハバネロ風味-

私の視線で捉えた世の中の出来事を、無駄口、辛口、様々な切り口から書いてみました。

カニ

2014-03-29 09:59:09 | 食べ物

私の大好物は、カニである。子供の頃から、母方の祖父が川で捕まえてきたモクズカニが、定番のご馳走だった。ちゃぶ台の上に、お盆に天こ盛りになったカニを、ただモクモクと言葉も発せずに食べ続けるのが、至福の時間だった。

川ガニが我が家に届かなくなったのは、祖父の死が大きく影響していたが、それにも増して田んぼの脇の川がどんどんコンクリートで整備され、生き物が棲めなくなったのと同じ頃だと言えよう。カニと言えば川ガニしか知らなかったのが、海でも色々な種類の物が獲れる事が判り、カニの種類によって味がまったく変わることにも気がつき、益々カニ好きに拍車がかかって行った。毒のある物以外は食べてみたいと今でも思う。

しかし・・・・。

これはなんぼなんでも無理だろう。

タスマニアキングクラブと言う世界最大のカニだそうだ。横歩きではなく、前進して移動すると言う。こんなのと海の中で遭遇したら逃げるしかない。ちゃんと逃げられるだろうか。海の中でワタリガニに出会った時、相手は小さいにも関わらず、ハサミをもたげて威嚇しながら私に向かってきた。(餌だと思ったのか、んなことないだろう。)武器のない人間など立ち向かっても勝ち目はない。小さなカニでも爪に挟まれると血が出て痛い。こんな大きな爪なら、か弱い私などひとたまりもない。あれれ、話がどっちが食べられるのか逆転してしまった。

いつだったか、Andiさんとカニの話になった時に、金槌で叩いても、なにで突っついても甲羅が割れないカニがあって、とうとう食べることが出来なかった友人の話をうかがった。まさか、そんなことは・・・と思っていたが、この写真を見ると、世の中は本当に広いと実感した。

ちなみに、この写真のカニは、現在水族館で飼われているそうだ。

コメント (10)
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日本の桜

2014-03-29 02:36:52 | 社会

衆院の許可を得て、今日から5日間ウズベキスタンに行ってきます。政府高官との面談で、同じ旧ソ連圏のウクライナの情報を直接聞けるのが楽しみです。それと、12年前に日本から持って行って植えた1900本の桜の苗木が大きくなっていると聞いていますので、満開の桜が見られたらいいなと思います。

小山惠子さんがリツイート | RT
from web

 
ウズベキスタンの桜は、今年も綺麗に咲いただろうか。第2次世界大戦後に、ソ連に抑留された日本軍捕虜が、このウズベキスタンにも移動させられ、過酷な作業を強いられた。それでも彼らは日本人の誇りを失わず、タシケントにあるナヴォイ劇場などを建設した。その後の大地震でも他の建物が崩れる中、この建物は倒れなかった。ウズベキスタンの人々はその技術力に驚き、今も語り継がれている。ナヴォイ劇場の壁のプレートには、「この建物は日本人の捕虜手によって建てられた。」と日本語でも書かれており、捕虜の文字はない。
ドイツ軍の捕虜達が待遇改善を叫ぶ中、日本人捕虜達はもくもくと作業を続けた。休憩の時には、タシケントの子供達にも日本の手作りのおもちゃなどをつくり、友情を深めていった。
捕虜達は日本に帰りたいと願った。でも帰れなかった人達の為に、当時の中山恭子駐在大使(現参議院議員)が中心になり、見たかっただろう日本の桜を日本人墓地に植えた。その桜が今年も見頃を迎えている。
桜は、日本人にとって、特別な意味を持っている
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