酒田の旧市内でもっとも遅い、金曜日の午後の桜の開花の様子である。
横を向けばこんな具合だった。
郵便局に用事があったので、カメラを片手に寄り道しながら向かった先は、日和山公園だった。
港の見える東屋付近が、綺麗に整備されたのを教えられて、足早に向かってみた。
木質デッキで周りを整備し、コンクリートの所には、多分ソーラー式のLED電球が埋め込まれていると思う。夜にならないとわからないのだが、見た目はそうである。
手すりに立て札があって「さくにのぼらないでください」と平仮名で注意書きがしてあった。もちろん登りたくなる柵である。オトナでも覗き込みたくなる高さだから、子供なら尚更だろうと思う。最近の子供たちが温和しくなったのなら別だが。
反対側の通路にも、このような舗装がされていた。昨年の秋から、日和山公園に上る道路も、舗装に切り込みの目地を入れる工事が行われていた。公園整備の一環だと思うが、せっかくだから廃業した茶店の解体と、割烹小幡の建物の保存と活用も考えた方が良いと思う。
さて、通路の中心に斜めに張られたのは石材だろう。その手前には石材で囲まれたタイルが埋め込まれてあった。そのタイルには酒田の名所や名物が印刷されていた。
仕上げがどうなのかも含めて、本物を是非見てほしいと思う。
こう言っちゃおしまいだが、タイルの仕上がり具合は、淡路島にある大塚美術館の陶板の方が出来は良いと思う。もっともこの大塚美術館の作品についても、私は「なんだ、全てまがい物じゃないか!」と悪態をついていた過去があった。
風が冷たくて、花見には適さない日だったが、週末に期待しよう。
日和山公園と、山王森の桜の咲き具合が、道路1本隔ててまったく違うところがおもしろい。さて、郵便局に急ごう。郵便局へ行くには、ここを左に折れて急な坂道を思いっきり下るのだ。