無題・休題-ハバネロ風味-

私の視線で捉えた世の中の出来事を、無駄口、辛口、様々な切り口から書いてみました。

建築士会・蜂子の皇子に会いに行く

2014-06-07 20:40:51 | 建築・都市・港

注意:長いよ~!一緒に石段を登ってね。

6月7日午前8時前、酒田支部の会員は酒田市民会館からバスで羽黒山に向けて出発する。

羽黒山の大鳥居が見えた。

いでは記念館で、鶴岡支部と合流し、石段を登る班と、五重塔から引き返す班に分かれて出発する。

羽黒の手向には、このような宿坊が沢山存在している。

石の鳥居をくぐり

どんなルートかを聴く。ちなみに、案内人が連れて行ってくれる。金剛杖は売ってもいるし、いでは記念館で貸し出しもしている。

始めに石段を降り、祓川の赤い橋を渡る。

修験場の祓川。ここで某有名人の話を聞く。色々問題があり、最後には警察のご厄介になった人物の話だが、捕まる前にこの水場で修験もしたらしいが、神様はお見通しで悪い事には荷担しなかったそうだ。

この滝は人口の滝で、水を止める事も出来るそうだが。

あじさい

爺杉、中は多分空洞だろうと言う話だった。花粉も飛ばせないそうである。そうか、歳をとると、花粉は飛ばせなくなるのだな。

 

五重塔:以前文化財の耐震調査で、この内部に入った人が今回のメンバーの中にいる。

説明を聴く

 

 

野菊の時期にはまだ早いだろう。都忘れのような花が沢山咲いていた。山で見る花は綺麗だ。

石段上り開始。

最後尾をだらだら登る。

登っても、登っても・・・。

 

 

小休憩の後、ひたすら登る。

どこまでも続く石段

ここは二の坂である。一番長いかな。

ようやく茶店が見えてきた。

椅子に腰を掛けて休憩する。

そこから眺める庄内平野

よし、再開だ。

石段だけ撮しても面白くないので、周りを撮す。山菜のアイダケ(ミヤマイラクサ)が立派な太さで背丈も高くなっていた。もう食用にはならない。

アカミズは至る所に生えていた。左上のミズはアオミズ。

石段のとっくりと盃を見つけると、生涯酒に不自由しないのだとか。

マムシグサ:今年の春に、某農協(?)で出荷した山菜のウルイの中に紛れて入ったのが、この毒草のマムシグサである。芽だしの時に間違いたのだろうと思うが、あまり間違えようがなさそうにも見える。

油こぼしの坂を抜け、右に降りると鳥居が見えてくる。鳥居のそばには手水場がある。

手を洗い清めて、石段を見下ろすと、酒田第2幼稚園の親子連れがどんどんと登ってくる。追い越されなくて良かった。若いお父さんと身軽な子供達が元気だ。

祭殿に着く。右の機械は防火用ポンプのようである。

茅葺きの神社としては、日本で一番大きいと言う。茅葺きの厚みは2100mm、せり上がりもたいした物だ。右側が昨年葺き上がり、こんどは左側を補修するのだとか、それが終わると後ろに回り、ぐるぐると連続して補修するのだそうだ。

お参りする。中では他のグループがご祈祷を受けていた。

混み合っている、お札授与所。客が引けると、戸をすぐに閉めていた。今日は石段の所もそうだが、頂上も凄い風だった。今まで、羽黒山でこんな風を受けた事がない。

初詣の頃と違って、枝に結びつけられているおみくじが少ない。

あれ、あれは何だ?

輪の中を3度巡って、お祓いをするのだそうだ。

本殿の隣に、霊祭殿があった。奥にはお墓もあり、神社の形態で仏の名残もある。明治になる前の神仏混合の時代を彷彿とさせる。

天井絵の昇り竜は大きかった。お参りは神式で行う。

小石を積み上げるのも、風車を奉納するのも、亡くした子供の為だ。何が写るかわからないから、怖いから撮すなと言われる。

後続班が到着したので全員で集まる。

本殿の前の鏡池。

ちょっとピントがぶれているが、モリアオガエルの卵だそうだ。

蜂子の皇子像に会いに行く。右側が蜂子神社。いつだったか、黒川能を観た場所である。

蜂子の皇子の絵は、おどろおどろしい真っ黒な顔と今まで覚えていた。今回の東日本大震災の供養の為に百数十年ぶりにご開帳になった蜂子の皇子座像は、あの絵とは違って普通のお顔だった。厳しい中にも理性的な顔立ちをされておられた。もちろん撮影は禁止である。

石段を降りて斎館に向かう。

 モスラ

際館の周りは、ウルイだらけだった。

広間に入ると、お膳が並んでいた。特別御膳だそうだ。

漆塗りのお膳と器。こんな豪勢な山菜(精進料理)は初めてだ。これが穏やかな味付けで、とても美味しかった。

広間から庭をみる。木製建具には、古い歪んだガラスが入っていたが、このガラスが欲しいだの、どこで買えるんだろうなどの声が上がる。そのガラスは、ぴかぴかに磨かれていた。右奥には書院の付いた部屋があり、その裏手には茶室もあったのだが、先客があり見学が出来なかった。

おや、遠くに見えるのは、もしかして鳥海山ではあるまいか。

まさしく鳥海山である。

入り口の上には、ミョウガが2つ左右に並んだ紋があると言う。

宝物殿を見学し、羽黒山に並んでいる数々のお宮を拝見した後、花嫁さんを見つけたので、追いかける。

  結婚式の写真を横から拝借。

 

駐車場に移動し、売店で買い物をしながらバスを待つ。いつしか天気は雨模様になったが、充実した1日だった。

コメント (2)
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