無題・休題-ハバネロ風味-

私の視線で捉えた世の中の出来事を、無駄口、辛口、様々な切り口から書いてみました。

道の駅あれこれ

2014-08-09 16:01:39 | 食べ物

他の地域の道の駅の産直は面白い。象潟のねむの丘でも産直が別棟であり、おもしろい果物が並んでいた。

これは秋田市の帰りに寄った岩城の道の駅である。普段見かける長細い夕顔に混じって、丸いのが売られていた。これは何だと見たら、丸い夕顔だそうだ。西日本では長いのが珍しい地域もあると言う。干瓢にも出来るようだ。

値段は、長いのも、丸いのも150円。欲しかったけど、バスのキチキチの座席では積み込むのは無理だろう。

ヒメマクラとは何?珍しい物があったので、お店の人に断って撮影させて貰った。

メロンだって!まさか、このまま食べるのだろうか。私は食べないけど。もしかして漬け物用かな。

やけに細長いとうがらしがあった。

辛いのかと聞くと、まったく辛くなく、そのまま炒め物にして食べると美味しいそうだ。その隣にはハラペーニョが。ハラペーニョは遠慮して、ひもとうがらしを買った。

これは、西目の道の駅の前のひまわり畑。この先にはハーブランドがある。

女鹿の辺りで酒田港が見えた。

 

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先進地視察by秋田県

2014-08-09 15:01:33 | 建築・都市・港

秋田県は、本当に風力発電の施設が多い。山の稜線にも海側にも、その数は多い。しかも秋田県には自社で風車を作っている工場もある。別の意味合いからも先進地なのだろう。

秋田市新屋に到着する。小雨の中、説明を受ける。

洋上風車かなと期待して行ったが、陸上のしかも随分と古い風車だった。聞けば日本の風車の先駆けである山形県立川町の翌年に、2基の実験用の風車を建てたのが始まりらしい。

この場所には大小併せて10基の風車があった。

管理者は秋田ウィンドパワー研究所である。

・補助金もない時代に設置し、古い物は16年を経過した。

・震災前の売電価格は9円/kwhで、経営は苦しかったが、東日本大震災後には22円/kwhになり、安定する。

・故障も多い。一番危険なのは雷被害。落雷を直接受けることもあり、避雷の流れが計画通りなら良いが、ずれた場合はブレードが裂けたり、ローターが壊れたりする。ローター部分は修理で4~5000万円かかったが、国内の業者が行えるようになり2000万円台で済むようになった。大型のクレーンも費用も大きい。修理が高額な為、あらかじめ予算を計上し積立金によりメンテも行う。落雷は直接だけでなく、近くに落ちた雷が地面を伝わって被害を受ける場合もある。秋田市の別の風車では、通常の電線で送電をしていたら落雷に遭い、水道管などを伝わり被害が増大した。

・砂による被害も大きい。飛び砂によりブレードの先端がボロボロになる。ボックスの中に砂が入りブレードを風向きに合わせるギアボックスの摩耗も多い。ヨーロッパの風車は一定方向から風が吹くのが多いが、秋田では少なくても3回/日~5回/日と、頻繁に向きが変わる。

・当初の計画は日本での資料が不足していた為にデンマークのを参考にした。最近のデンマークでの情勢は、大型の地上設置の風車を廃止し、洋上に切り替える傾向にあり、現在41%になっている。個人経営の農場脇に設置する75kw程度の風車には制限はない。大型の風車も地域を限定してまとめてきているようだ。

・計画する時に注意しなければならないのは、コンサルタントが出した数値である。そのままでは経営は成り立たない。もっとも有効な風速は7m/hだそうで、それに近い数値を提出してくる。実際は振り幅が大きく、風が弱くても回らないし、強ければ回転を中止させねばならない。7.1m/hで提出されたものを6.9m/hに打ち直して経営に取り組んだが、なかなか軌道には乗らなかった。年々風が異常になっている。強風も多い。不安定要素を元に計画しなければならない。

・鳥獣のアセスは、現状が判らずに想像で打ち出している所が多い。2年間に渡り、週1の割合で調査した。結果は2羽の事故があった。カラスとノスリだそうだ。

設置当初は物珍しさもあって、風車をライトアップした時期もあった。最近は風車の数が増え、照らすことはないそうだ。風車のフェンスの隣に秋田市の都市景観賞の記念碑があったが、これはどうなんだろう。酒田市でも山形県でも、これは選ばれないと思う。

ブレードのさきと中央が赤くペイントされていた。見学者達は可愛いと、酒田でランドマーク代わりに色を付けたらと言っていたが、恐らく景観審議会で許可が下りないだろう。

秋田市の年間の雷注意報は、100件を超えると言う。1年の1/3は雷に注意と言うことだ。酒田も同様に雷は多い。最近の新しい風車は避雷針の箇所が増えていて、上手に落雷を逃がすことが増えているそうだ。風車の開発も日進月歩である。

山形県では震災以来、知事の肝いりで「再生可能エネルギー」に取り込んでいる。単に風力発電を設置するだけでなく、風車の開発も県内の企業がやっていけたら良いのにと思う。海外の製品はメンテや故障で倍以上の経費がかさむ。地元でそれが行えれば、一石二鳥だと思うのだが。

ぬかるみに足を取られ転びそうになること1回、ヤブ蚊に襲われること2回。途中まで雨に濡れたが、親切な方に傘をかして貰う。そして貴重な意見が聞けたと感謝する。

風車の耐用年数は、EUでは16年ほど、日本ではFIT(再生エネルギー固定買い取り価格)に併せて20年と見込んでいる。この秋田ウィンドパワー研究所でも、そろそろ新しい設備を導入する計画を立てている。現在よりも大規模な大型風車を検討しているそうだ。洋上も検討するのかしら。

 

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象潟のねむの丘

2014-08-09 14:40:50 | 酒田

予定時間を20分遅れて、昼食会場の象潟の道の駅「ねむの丘」に着いた。

3階の会議室のような部屋で食事を頂いた。その窓から見えた飛島。ここからは御積島が本島に隠れて見えない。

この道の駅は度々入った事もあり、美味しい秋田のお土産やお酒などを買っているが、1階しか探索をした事がなかった。エレベーターで6階まで上り、展望台で海や象潟の町を眺める事にする。町の方向には象潟の昔の絵地図を拡大した物が飾られていた。

松尾芭蕉が訪れ、奥の細道に書いた頃の象潟は、海の上に点々と松島が並んでおり、太平洋側の松島にも匹敵する風景だった。

それが地震で地面が隆起し、海に浮かぶはずの島が地面に浮く島へと変化するのである。地震の力はさほどに巨大だ。

あいにくと鳥海山を始め、稜線が見えないが、これは北側よりである。

これは中央。平野の中に松島が浮いている。

これは南側。象潟の町並みが見える。この左側に鳥海山が本当は見えるのだが。

米が日本の経済の根幹であった江戸時代において、隆起した島を削ったら、もっと平野部が広がるのに、このままの景観を保持した佐竹藩も凄いかなと思う。

この展望台は誰でも上れるので、今度ねむの丘に寄られた時にはぜひ上って欲しい。

 

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洋上風力発電

2014-08-09 14:10:19 | 建築・都市・港

8月8日、酒田港風力発電導入検討協議会が行われた。内容は公開だそうで、少しだけ触れてみる。海洋センターの講堂で会議を行い、山形県からの説明を受ける。今回特別に協議会が開催されるのは、陸上に風車を設置するのではなく、山形県でも始めての洋上風力発電の計画だからだ。

会議は30分で切り上げて、現地視察を行った。ここは酒田北港灯台の展望台から北側を見たところである。離岸堤に設置した風車が近くに見える。その他、砂浜にも風車が見える。ちょっと薄曇りで見えにくいが、遊佐町に設置した風車も見える。

これは南側を眺めた所である。大浜に設置された風車が近い。真ん中の風車は昨年の建築士会女性部で見学した風車である。右奥には宮浦の海岸に建てられた風車も見える。

西側を見た所。水平線の上に飛島がくっきりと見えた。防波ブロックの並べてあるのは北港の中、中間に見えるのは防波堤である。今回、山形県で示した洋上風車の適地が、防波堤よりも海側に100mほど行った場所である。ここは、県が管理する酒田港湾区域で、共同漁業権も発生せず、最上川河口付近から赤灯台を含む鳥獣保護区からも離れており、庄内空港からの領空にも接せず、防波堤一部開口部を利用する小型船舶の航路にも当たらず、騒音や低周波を心配する住宅地から500m(本当はもっと離れている)以上であり、現存する風車に風の影響を受けない場所として、引き算をしていったらここが残った。

説明を受ける委員達と関係者。

ついでに、灯台の電球を撮す私。

山形県の景観委員の立場から飛島が隠れるのではと心配する私。

ここで情報が入る。これから秋田市へ先進地視察をする予定だったが、国道7号線県境付近で交通事故が発生し、道路は封鎖されているそうだ。迂回道路がない為、もしかするとここで解散になり、1日使った協議会はパーになる恐れがある。市内から参加した委員はそれでも良いのだが、遠くから参加の委員には気の毒だ。判断する為の時間は要したが、開通することを願って、向かう事になった。

 

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