無題・休題-ハバネロ風味-

私の視線で捉えた世の中の出来事を、無駄口、辛口、様々な切り口から書いてみました。

大山公園・尾浦八景

2014-12-17 00:28:41 | 建築・都市・港

山形県の展望資産として、大山公園の尾浦八景が申請を出している。ここはラムサール条約で有名な下池である。白鳥たちは田んぼに食事に出かけてしまい、3羽しかいなかった。

大山公園には、ビューポイントが沢山あるのだが、今まで斜面の雑木などの樹木が生い茂り、殆ど下界は見えなかった。数年掛けて松と桜を残し、雑木を伐採、視点を幾つか確保したのである。この日は悪い天気ではなかったのだが、右手の鳥海山は裾野しか見えなかった。

もう少し東を見てみよう。下に見えるのは鶴岡市大山の町並み。

月山の頂上ももまた見えなかった。

右手の山は金峰山である。

上池が見える。

元々、大山公園は尾浦城跡だった。城は古くに無くし、雑木で覆われた山だったのを、明治の頃に一人の個人が整備をした。まるで酒田の本間家のようなその人は、清酒大山で有名な造り酒屋の加藤嘉八郎氏である。加藤清正の末裔と言われている人だ。公園を整備した資金は、酒を売ったのではなく、酒粕代だけでまかなわれた程である。それだけ大きな酒蔵なのだ。

彼は東京から彫刻家が招き、生前にこの銅像を造ったそうで、正装して客を招いている様子なのだそうだ。

この銅像のある辺りが、一番広い。広場にベンチなど設置してあるが、雑木が多くて視界が効かなかったのを、高さ50cmに揃えて広くした。

ここには、古峰神社と三吉神社が在る。これは古峰神社の方である。

神社としては面白い造りになっていた。

太鼓橋の向こうにあるのが三吉神社である。

三吉神社の鳥居と参道。緩い石段になっており、散歩するには絶好の場所である。

この鳥居のある辺りからは、金峰山がはっきりと見えた。そこここに東屋が建っている。

こちらは下池と高舘山が見える。看板の奥の方に、テレビ塔が何本も立っている高舘山が見える。

この看板は、建ててから40年は経っているだろうと言っていたが、なるほど丸太の枠は、特に下がボロボロである。よく保ったモノだと感心する。

この公園は、2つの神社と、裾野の方に沢山の個人の方々の土地があり、伐採計画は色々と大変なのだそうだ。特に国有林が混じっている為に、そこには手を加えられないとのこと。尾浦城跡の碑が見える。

その上の高台に着く。右の杉林はまだ伐採していない様子。杉は製材に掛けるほどの大きさでは無く、間伐をしていない為に、ますます細く入り乱れている。ここの斜面は地権者が多いが、伐採して欲しいとの要望が多いそうだ。

人間達が縄張りに入ったのを怒っているヤマガラ。綺麗な色をしていた。なかなか逃げない。彼は小さな身体で、人間を追い払おうとしているようだ。

このベンチの向こうが伐採されていない斜面。今までの公園がこのような状態だった。右側が国有林で、立ち入り禁止の柵があった。

庄内浜から大山公園にかけて、雪の中を歩いたので、私の冬用ボロ靴の中の靴下はグショグショになった。明日は長靴だな。

 

コメント (2)
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庄内浜

2014-12-17 00:20:13 | 建築・都市・港

景観審議会のメンバーで庄内浜に行った。風が強かった。海は不思議な色をしていた。

飛島が、まるで富山県沖で見える蜃気楼のように見えた。どんどん下から消えていく。

この後、鶴岡へ行って昼食をする予定だったが、時間が押してしまい、八福神の2階でメニューを広げる。お店の人がしきりにバイキングを勧めるのだが、時間がかかるだろうと海鮮丼系にする。丼にご飯と刺身を載せるだけだからと思ったが、私の頼んだ三色丼はマグロに蟹にイクラが飾ってあった。蟹を剥くのは時間がかかったろう。それと鍋に鱈汁が付いてきた。まるで定食並みである。

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