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上京の目的は、「全国みちづくり女性団体交流会議2014」に出席する為である。会場は昨年と同じ日暮里の駅近くのホテルだった。
実は、この交流会議には全国65団体が加入している。今年の参加者は15団体だったが、昨年よりは少しだけ多かった。始めた当初の頃の参加人数はこの4倍で、1団体当たりの持ち時間は非常に少なかった。あの頃は公共事業が削られ、道路の計画は軒並みストップし、物流にも生活道路にも事欠く中で立ち上げられた。それから十数年が経つと、各地の高速道路は完成していく。完成した地域の団体は、参加しなくなる。残っているのは未完成の地域なのである。
今年はそれが少し様変わりした。道路は出来ればそれで済む問題ではない。高速道路が出来てから、素通りされずにどうやって街中に人を呼び込めるか、地域と産業、そして人づくりが最も重要だとの視点から、完成した地域ではどのような使い方を始めたかの発表も聴くことになる。
参加人数が少なければ、おのずと顔見知りになり会話も弾む。年を追うごとに発表の仕方も面白いものになる。
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まずは腹ごしらえである。「このお弁当なら、酒田で1500円もしないよね。ひそひそ」 お刺身もマグロの赤身2切れとイカ刺しで、締めて2500円なのである。
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お土産も頂く。酒田からは何もない。(^^;
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「必ず、説明を読んでね。」と言われた「一里玉」。昔懐かしい味だった。飴を1粒頬張ると、1里を歩く時間の目安になったと言われている。ただし、現在よりも昔の一里玉の方が粒が大きかったそうだ。
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さて、本会議が始まった。今年から事務局と会長さんが、九州から四国の徳島へと代わった。若い会長さんだし、メンバーも多いので一安心だ。
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国土交通省道路局長さんの挨拶。「仕事柄、女性は苦手だが、おばちゃんは好き。」とセクハラぎりぎりの発言で、会場が大いに盛り上がる。どの団体も10年以上の活動経歴を持つ。昔は誰でも若かったのだ。
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各団体の発表が始まる。持ち時間3分で容赦なく打ちきりとなる。
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以前から、パフォーマンスが上手いアメノウズメノミコトのような女性が大勢いて、場を盛り上げていたのだが、最終兵器は青森県下北の女性達だろう。去年は白波五人男だったが、今年は相撲甚句に挑戦した。この化粧回しも手作りだそうだ。
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事務局を担ってくれる徳島の女性達。中には「私、若く見られるけど歳なのよ。南海トラフの地震の時の津波を覚えているわ」と、自称80歳のびっくり仰天の女性も、この中に写っている。津波の被害を受けたとすると、1946年の昭和南海地震か。徳島の太平洋側は、海から切り立った崖までの距離も短く、その間に道路はあるが、高波や津波ですぐに通行止めになる道路だと言う。四国の瀬戸内海側は道路などの整備は順調だが、特に徳島の太平洋側は迂回ルートも少なく、町から一番近い空港まで2時間を要すると言う。病院に行くにも生活の上でも不便を強いられているそうだ。
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