T電機会長の井上さんから手紙が来ていた。中を広げると7月25日の昼食会のお誘いと、山形市で行われる「大沼みずほ政経セミナー」の封筒がさらに入っていた。この時点で私はこの中の封筒を開封していない。井上さんには何かとお世話になっているので、出かけようかとスケジュールの25日に記入したが、それもすっかり忘れていた。ある日、大沼事務所から「出席ですよね。」の念を押す電話がかかってきた。「はい、参加します。」と返事はしたが、会場が記憶していたのと違っていることに気がついてはいた。
前日になって、封筒をあけてみた。それは昼食会のお知らせでは無くセミナー開催のお知らせだった。しかも有料とある。慌てて銀行に振り込みに走る。私の通し番号が1800台。一体何人がくるのやら。会場の国際ホテルは、入った記憶がない。街中のホテルでは、駐車場の確保が大変だ。そんな訳で土曜日は早めに家を出た。高速を使わずに走ったが、思ったよりも早く会場に到着する。1時間も早い。それなのにホテルの駐車場は満杯で、山形学院に誘導される。時間は早いが、会場前のホールで携帯をいじっていても良いかなとホテルに入る。
私が申し込みをしたのは3時からのセミナーで、別の階では大臣との懇談会が行われるとのこと、そこで私は呼び止められ、会場入りを促される。井上さんが手招きして「女性経営者の会」からの要望書を渡してくれた。井上さんは女性経営者の会の会長を務められ、山形県の財界人他2名と共に、大臣に要望書を渡すことになっているのだと言う。私は何の段取りも手伝いもしてないことに気がついた。井上さんはそつなく堂々と説明をした。
セミナーの会場でも前の方の席に案内される。どの世界でも同じだと思うが、経済界でも女性の姿が少ない。私は前から3番目の席に座っていたにも関わらず、前の2席が空で、登壇者と目が合う。回りは立ち見の人もいるのにと思う。前2列は来賓席だったのだ。大臣からの講話は、いつもの通りにメモってきて、手元にある。酒田関連では港とウエストラインかなと思う。他の市町村では独自産業の話になった。
3度目の会場を移して、懇親会が行われた。かなりの人数である。しかも私には場違いの経済人が大勢集まっている。9月の山形市市長選挙候補者の挨拶もあった。酒田でもそろそろ運動を始めなければならないだろうに、イマイチ盛り上がりはあるのか判らない。