酒田市役所の旧庁舎は、どんどん高さが削られて、新庁舎が姿を現してきた。
光ヶ丘と浜松町の境、通称産業道路(国道112号線)の酒田本港側を見ると、壁のように立ちふさがった建設中の建物が見えてくる。花王工場だ。紙おむつの生産に追われ、工場を建て増ししている。花王の紙おむつの生産は酒田だけではないのだが、酒田港を使ってのアジアへの輸出の拠点となっている。
これに伴い、山形県はコンテナヤード岸壁の増設に調査予算を付けた。現在のコンテナヤードは、ガントリークレーン2基を使ってフルに荷揚げを行っているが、大型のコンテナ船1隻しか横付け出来ない。特に冬期間の波の荒い時期に、沖で入港待ちをするのは不便だ。2隻が同時に接岸出来るように増やす見込みである。
酒田港にも、どうやら春が来たようだ。