無題・休題-ハバネロ風味-

私の視線で捉えた世の中の出来事を、無駄口、辛口、様々な切り口から書いてみました。

志津温泉

2017-02-22 14:08:41 | 動物・自然

酒田斎場の構造を担当しているM先生が、東北芸工大の授業にも関わっているらしく、2月24日にオープンセレモニーが予定されている月山志津温泉の「雪旅籠の灯り」に行くとて、私の運転で現場を出たのは、午後1時前だった。

鶴岡から旧櫛引までは、曇り空の中、小雪が舞う程度だったのが、旧朝日村落合に入る辺りでは道路が圧雪になり、車の駆動を4WDに切り替えた。国道112号線は、土曜日の天候どころでは無く、ライトを着けても対向車が雪煙の中から、ぬっと顔を出す最悪のコンディションだった。ようやく国道から志津温泉へと左に折れると、両側の雪の壁の道路で、風も収まるかと思いきや、道路と壁の境目が見えないホワイトアウトになり、ソロソロと車を進める。車中での会話はモンゴルの雪やゲルの話から、「今年は雪旅籠を作るのに余所から雪を運ばすに良かったですね。」と軽いのだが、途中何度も車を停めて、凍ったワイパーの氷をたたき落とす作業が入る。気温は-6℃で風があるため、温風をデフに回してもフロント硝子がみるみる凍る。

無事に志津温泉に着いた時には、内心ほっとしたのだが、帰りも同じ道を辿るとなると億劫だ。さりとて寒河江に出て国道13号線に回る気力もない。

雪旅籠造りは、学生達総勢60名が3-4日泊まり込みで、作業に当たっている。M先生を予約した旅館に降ろし、車を降りて作業風景を撮す。あっと言う間に、身体は雪だらけになる。

近距離でも、雪の為にこんな写りだ。こんな中を帰るのだ。

学校毎、グループに分かれて作業に当たる。雪旅籠は最初のミーティングで大体を把握し、それぞれが個性を出して行う事になる。

現場は、吹雪の中でも笑い声が絶えない。M先生は「手伝ってくれるのは大歓迎。」と言うのだが、はっきりと返事はせず、出来上がったら見に訪れる約束はした。

まずは、入り口から内部を掘り進める作戦らしい。あまり雪が降ると、雪旅籠の屋根の雪下ろしも、やらねばならぬ時もあると言う。

ちょっと離れると、人の形まで見えなくなる雪の中、燃料ランプを点滅させながら山を下りてきた。

米の粉ドライブインに着いたのが3時半頃、思えば朝から何も食べていなかった。夕食までの腹の足しにと、満々ラーメンの食券を買った。店の女性に「少なめに」と告げたら、満々ラーメンは大盛りで、小さいのが良いなら普通のラーメンにしたら良いとアドバイスとおつりを貰う。湯気の立つラーメンも人の心も温かい。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

火曜日の検査と現場

2017-02-22 13:58:03 | 建築・都市・港

3回目の鉄骨検査で、鉄工所に向かう。これはカーブしている梁。3枚の鋼板をロボットで機械溶接している為、溶接部分が均一である。

これは溶接部分の超音波検査。溶接部分に空隙があると、針が跳ね上がることになっている。

鉄骨の材料で、丸パイプがまだ届かないと言う。薄肉のパイプは常時あるのだが、肉厚のパイプになると、円柱の無垢材に穴を開けて製品を作るのだと言う。時間も掛かるし単価も高い。

出来上がった物から、現場近くの材料置き場に移動させている。これは平屋部分の鉄骨だ。

新しい、大型のクレーンがピカピカだった。

今度は現場に移動する。2階建て、一部3階の背の高い部分が組まれている。

鉄骨階段で上へ上る。

「防風林で、風がなくて仕事が捗るでしょ。」「いいえ!」

先端部分は防風林よりも高く、まともに海風を受けることに気がついた。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

酒田港祝賀会

2017-02-22 11:39:31 | 建築・都市・港

2月20日、酒田港ポート・オブ・ザ・イヤー2016の受賞祝賀会がガーデンパレスみずほにて行われた。主催者の市長は体長を崩し、副市長が挨拶された。テレビカメラの隙をぬって携帯で撮影する。

来賓席を撮すも、1枚目は松竹梅の扇が邪魔をして、来賓の顔が隠れ、腰をかがめて2枚目を撮す。

この賞は、公益社団法人日本港湾協会が設けた物である。その元理事長の柏原氏が、今回来賓として参加された。柏原さんは、酒田港の長期構想の時にも、参加して頂いて、酒田港女みなと会議としても深い付き合いがある。久しぶりにお会いできて嬉しかった。

酒田港にはなくてはならない人物の一人の新田氏は、来賓の挨拶の中で、酒田港と中国を結ぶ時の苦労話をされた。視察団として中国に渡った時、酒田や酒田港の名前があまりに浸透していなくて悲しい想いをしたこと、日本海側5港が連携を組んで事に当たったが、東方シルクロードまでこぎ着けるのに、随分と労力と時間を費やしたことを上げられた。

酒田商工会議所会頭の乾杯の音頭で、祝賀会が始まる。

会費から考えると、一人一人の席があっても良いくらいなのに、立席なのねと、女どもは愚痴を言い、その割りにはご馳走の皿を全部回ることもせずに、退席する。明日の準備もあるし、残念だけど。

奥に地酒の試飲のコーナーがあり、まだ飲んだことのない酒類を少しだけ頂く。←本当か!

どんどん唄が巧くなっていく、小鈴姐さん。

舞娘さんの衣装も、晴れやかだった。

コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする