酒田甚句流しパレードは、19:30から21:00までだと言う。それならと20:00過ぎに出かけるいつもの私。どうしようもない奴である。
中町に急ぐ私の耳に、東風に乗って流れてきた酒田甚句は、家々の壁に反射して様々な方向から聞こえて来た。まるで町中が酒田甚句に酔っているようである。
祭りのぼんぼりや、踊りへのライトに照らされ、一段と明るい清水屋の前に着いた。
歩道の人だかりの隙間を抜けてカメラを向ける。
曲がひとしきり巡ると、小休止がある。
ようやく人のいない場所を見つけるも、発電機の熱風が吹き荒れる所だった。これは居られない場所だ。
と、思ったのもつかの間、パレードは終わった。まぁ、こんなものである。
道路の上に白いテープが貼られ、区分けをしている。これからS-zinkuが始まるとアナウンスがあった。
5組ほどに分けられたグループが、自らの振り付けでzinkuを踊る。
小学生から一般まで、思い思いの踊りを披露する。
グループを替えて、3回行われたのだが。1箇所から、全部のグループを撮ることが出来ないので、動いて回ることにした。
ともかく、歩道からは、人の波で中が見えない。
こうして、若者達のS-zinkuは終わった。見物人も、こんなに暑いのだから、踊っている人他達はもっと熱いだろうなと思う。
閉会のアナウンスを聞きながら、帰途に着く。
屋台村も熱かった。