道路関係のシンポジウムが目白押しで、30日にも計画されていたが、衆議院解散で来賓の方々が参加出来ず中止になった。私は私で、行けなかったのだが。10月7日(土)に行われたシンポジウムは、青森・秋田・山形・新潟の青年会議所が主催で行われる。この日は山形の担当で遊佐町で開催された。
主催者挨拶:酒田JC理事長
挨拶:遊佐町長
挨拶:山形県知事代理
挨拶:国土交通省東北整備局
基調講演:(株)経世論研究所長 三橋貴明氏
衆議院選挙の前に、いらんことぎょうさんゆうとった。ネットで裏事情を知っている人間なら免疫が出来ているが、TVや新聞のみで情報を得る人には野党に心が傾くだろう。本人は講演を面白くする為に、毒をまき散らす。
地方のインフラの遅れは地元選出の国会議員にあること。国土強靱化が必要なこと。日本政府の借金は他の国と違い独自に精算できること。庄内の片側1車線の高速道路は、高速道路と呼べないこと。日本の経済の問題は世界で唯一デフレで苦しんでいること。
経済論に強い三橋氏なので、日本の経済の実態を指し示す。先の日本の借金もそうだが、消費税の使い道は、国民に知らされていなかった。どこぞの党が与党だった時に、消費税は福祉にしか使わないなどと国民をたぶらかしたが、やっぱり実態はその大半が借金返済に使われていた。安倍総理が消費税を上げて、子供達の教育費無料などを言い出したのは変だと思っていた。税金は国民から巻き上げると好き勝手に使われる見本のようなものである。消費税を5-8%に上げた途端に、日本の経済が下降した。グラフで示されると一望なのだが、これにも細工があって値上げ前の駆け込み消費がグラフを押し上げている。その後の消費の落ち込みで、税収は値上げ分を喰った。政府もこれをよく判っていて、一応消費税の値上げを前面に出してはいるが、その裏で「リーマンショックのような事が起きれば値上げはしない。」と言っている。兎に角、財務省が強い。国会議員の個人に対しても飴と鞭をちらつかせて、言うことを聞くように脅していると言われている。
さて、道路のことだが、高速道路の現状はこうだ。
普通の道路網はこうだ。比較されるヨーロッパとでも違いは判るだろう。
三橋氏はJCの講演で全国を回っていると言う。7年前にもこの地を訪れたのだが、高速道路(酒田-遊佐)が7年経っても出来ていないと言った。インフラの講演をして歩く割りに、道路の計画決定から完了まで10年かかることを知らないんだ。
酒田JC副理事長のコーディネートでシンポジウムが始まった。
活発な意見交換があるかなと思ったが、時間の関係で2巡して終わった。
今回、酒田みちみらい女性の会からは、私一人の出席だった。一人でど派手なピンクジャンバーをきるのは、ちと恥ずかしい。