2015年9月に、庄内の女性建築士が集まって見学会を行った重要文化財 旧鶴岡警察署も改修工事が終わり、外壁の塗装も終わったと聞いた。「青なんだと、あお!」そんな話が聞こえて来たので、せっかくなので寄ってみた。
あ~~ぉ!だった。工事完了は今年の9月らしいのだが、この日は致堂博物館の休館日のようで、外構工事が行われていた。写真を撮るのにトラックが邪魔だが、青い色のトラックなので良しとしよう。(上から目線)
我々現代人は、明治の頃の西洋建築は、外壁が白だと勘違いする。最初に完成した頃は驚く程のパステルカラーが多いと言う。外壁は白でも、窓や飾りはピンクだとか淡い青や緑など、びっくりする色使いだそうだ。
そうそう、ビックリする色で思い出したが、世界遺産にもなっている京都や奈良のお寺は、現在は日本らしいくすんだ木材の色で落ち着いて見えるが、最初に日本に仏教建築が入ってきた頃は、赤い柱や梁に白の壁で、中に鎮座する仏像は金ピカの派手派手で、お参りする見物客にとってディズニーランドのような異文化だったらしい。
この日は、青い空が見えない一日だった。帰りの田んぼには、白鳥が食事をしていた。