山形県建築士会女性委員会には、発足以来「あれこれ」と言う広報誌が発刊されている。当初はA3だったかB4だったかの用紙に一色で行事の報告やら案内などを記していたが、最近は会員も増えたのでカラーで表裏を使い、ふんだんに各支部の記事が載っている。女性委員会では支部の記事以外にも、全国大会や全国女性建築士連絡協議会、東北ブロック会などの記事も載る。全国大会は場所とアトラクションと見学コースが違うだけで大会の内容はほぼ同じだが、全建女は分科会の内容が面白い。私は一昨年の奈良大会に参加して「せっかくだから各分科会の内容をあれこれに記載しては?」と持ちかけた。全建女にも全員が行けるわけではないし、参加出来なかった人達にも日本の女性建築士の活躍を知らせたかったからだ。
さて、前置きはこれくらいにして、今年度は全国大会や全建女をパスした私にとって、昨日送られてきた「あれこれ」は面白かった。特に「六帖軒」の内容が良かった。そうか、そっちの方から攻めてきたかと、目からウロコ状態だった。CSの米国の番組で、タイニーハウス(極小住宅)を造っているのを何度か見た。ロフトなども使用しているが、車に積んで運べるほどの小さな家だ。そんな家を持つ若者が増えている。今回の発表では、そんなタイニーハウスを確認申請せずとも良い面積で、日本の消えゆく在来工法で造っているのだそうだ。まずは、「あれこれ」を見て頂こう。
六帖軒(むじょうけん)