大会が終わって、会場にて酒田チームは解散した。どうやら飛行機は飛びそうだと羽田に向かう人を見送りながら、私は夜行バスまでのなが~~い時間を潰す方法を考えた。寝ている間に連れて行ってくれる有り難いバスではあるが、往復とも22時半ごろの出発なのである。とりあえず、上野に向かった。どこかで面白そうな企画展があればと探すことにした。
西洋美術館は前回と同じだったし、博物館もさして触手が動かない。今回は科学博物館の古代アンデス展を見ることにした。パンフレットの表には、痛々しい少女のミイラが載っていたので、裏側をスキャンする。
週末の午後とあって、混んでいた。会場はフラッシュ無しで、映像とミイラを除けば撮影は可だった。おかげで出品物の前で撮影の行列が出来ていた。赤い色を塗られた頭蓋骨や少女のミイラは何体かあったが、生け贄にされたと言う先入観があったせいか、悲壮感に溢れた目でしか見ることが出来なかった。湯殿山界隈の日本の即身仏とはまるで違う。私は即身物の方が良いな。
アンデスで生まれた5つの古代の文化を、堪能した。アンデス展は、2月18日までの開催である。
国立科学博物館に入るのは始めてだった。アンデス展を見終わって、常設展や日本館なども一緒のチケットで廻れると、そちらにも行くことにした。(行きも帰りも、荷物が重い。)
子供達が騒いでいた。これは子供の方が楽しいかなと思う。まずは恐竜の化石に出迎えられる。
改めて、シオナガスクジラの大きさに驚く。
一番の驚きは、この松ぼっくりの大きさだ。色もカラフルなのがある。
ヘラジカは大きい。
あれ、もしかして・・・・。はやぶさ君だった。
そうして、出口を散々迷いながら外に出た。
上野公園から見るスカイツリー。転げるように、アメヨコへ行ったが、もう店じまいの最中だった。アメヨコも店が沢山あって面白いと思っていたが、築地場外市場に比べるとあまりに小さい。そして、東京駅に行く。
東京駅のタイ料理屋に入る。
生米麺の料理を食べれば良いのに、おかゆのようなのを選ぶ。トムヤンクンのお米バージョン。熱いし辛いし(唐辛子の掛けすぎ)でも美味しい。パクチーに挑戦するも、撃沈する。
まだまだ時間はたっぷりとある。
皇居の方面。広場は綺麗に出来上がっていた。
何とか、時間を潰そうと、kitteビルに入ったり、喫茶店に入ったりするも、どちらも閉店で追い出される。夜行バスの悲しさである。
仕方がないので、外のベンチで時間を潰す。東京の人達は寒波が来た、寒いなどと言っているが、雪国の私には平気な寒さなのである。
高架の上も下も、電車が通って行く。右の木の下の自転車が置いてある付近が、鶴岡酒田への夜行バスの停留所なのである。時間になると、乗客がわらわらと集まってきた。若い女性が多い。帰りのバスでは熟睡出来た。