大阪北部地震でブロック塀が倒れ、小学生が犠牲になったことと、ブロック塀が建築基準法違反では無いかと騒がれた。地震でブロック塀が倒れて犠牲者を出したのは1978年に宮城沖地震で、被害者が多数に上った為に耐震基準を見直すこととなった。当時住んでいた家でも、池の水が溢れたり食器棚が倒れて硝子が散乱したりと結構な大きな地震だったから、記憶に残っている。体験しない遠くの地域の人は、ブロック塀の恐ろしさを安直に考えていたのだろう。
酒田市総合文化センターは旧琢成小学校の敷地にあり、西側の民家との境はブロック塀が積まれていた。私が通っていた頃の琢成小学校は1000人を超える大所帯で、一部酒田市立中央高校でも使っていた。多分に騒音がした為にコンクリート製にしたのだと思う。その頃のブロック塀がそのまま残っていたとは考えにくいが、先日文化センターに行ったら、ブロック塀が解体されていた。
さて、ブロック塀の点検のポイントである。大阪の小学校では素人が検査して安全確認したとか、問題になっていたのに、某小学校ではPTAに点検して欲しいと言われたとTwitterで流れていて、ちっとも学習してないなと思っていた。
確かに内部の鉄筋の有無や基礎の具合を調べるのは素人では無理だが、外見上でチェック出来るのが上の図だ。
絵だけでなく、ペーパーでも出回っている。