かそうたいしょうと言っても、欽ちゃんの仮装大賞ではない。馴染みのない火葬大賞である。
世の中にはかそうけんと言うのがあって、科捜研ではなく火葬研究の(一社)火葬研である。2018年度の火葬大賞に、川口市のめぐりの森(伊東豊雄建築設計事務所)と共に、酒田市斎場が選ばれた。
ちなみに川口市めぐりの森1
ちなみに川口市めぐりの森2:地階から斎場に入るのも画期的だが、カーブを描いた屋根面と柱は確かに森のようである。ただ、動線が絡み合っていて、待合室も何組も一緒になって騒がしいだろうなと感じた。大きな都市と小さな地方都市の違いもあるかなと思う。
酒田市斎場1
酒田市斎場2である。酒田市斎場の場合は、一筆書きのように遺族は進み、後戻りをしないような設計になっている。針生先生の、斎場は遺族の為にあるのだよと言うのがコンセプトでもある。
現在、酒田市斎場は旧斎場の解体工事が行われているが、問題もチラホラ出てきて工期は長引く予定である。