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20日の夜、酒田市の希望ホールで開催された「航空自衛隊・北部航空音楽隊コンサート」に行くことが出来た。先月、ジャズコンサートがあると市民会館に行く機会があったのだが、入り口付近で待ち人をしていた時、このコンサートのポスターを見た。これはチケットを貰わねば(無料チケット)と、事務局へ入ると「残念ですが、入場整理券はもう消化しました。ですが、当日空きがあるようなら、若干枚の当日券を配布しますので、17:30分まで来て下さい。」と紙を渡された。その紙には、満席の場合は入場出来ませんとの断り書きも書いてあった。
一般の客が殆ど座り終えた頃、当日券で入った私は空席が見つからないので前列の方へと歩いて行った。最前列と2列目が開いていた。3階や立って見るより良いだろうと座った位置から撮した写真である。
北部航空音楽隊は、三沢基地の所属で、東北でも北3県で主に活動している。山形県では東根に陸上自衛隊があるが、海上や陸上が多い中、航空自衛隊は数が少ないと思う。さて、そのコンサートの内容だが、1部に行進曲やクラシック系、2部に映画音楽と分かれていた。いつもはポップな音楽に心惹かれるのだが、今回聞かされた2曲に胸が躍った。
鶴岡市出身の眞島俊夫氏が作曲した「月山-白き山-」と「三つのジャポニズム コンポーザース・エディション」で、特に前者が凄かった。私はこの世界に疎くて、こんな素晴らしい音楽家がいたのを知らなかった。しかも1949年生まれで鶴岡南高卒だと言うから、どこかでニアミスしていたかもと思う。残念ながら眞島さんはお亡くなりになっていたが、「月山-白き山-」は、まさしく月山で、四季折々の自然と動物たち、風と水、祈りの山。それを庄内側から見ているのが伝わってきた。凄い人がいたんだと、今更ながらに驚いた。少し聴きこんでみようと思う。
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帰りの駐車場から見たおぼろ月
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