今回の目的は、金山町で行われる「第10回金山町杉サミット」に参加する為である。
と、その前に。
以前、建物が完成した時には見られなかった、園庭の遊具を見る為に裏に回る。
地元の豊富な杉を利用しての遊具があった。
プラスチック製ではない、何とも羨ましい遊具。
子供達が怪我をしないようにと、丁寧に削ってある。
ただ、何もかも過保護にするのではなく、この築山から突き出た丸太は、子供の冒険心を掻き立てる橋。
運動神経の優れた子は歩いて行けるだろうし、そうでない子は跨いで進むことも出来る。
近くの灌漑用水から引いた水は、園庭を流れ、夏の日の水遊びは欠かせない。
板の橋は、大人の体重ではユサユサ揺れた。それもまた良い。
園舎の屋根は緑化で、やぎさんに草刈りをしてもらうと聞いた。
ここにはポニーもいたし、まん丸なヒツジもいた。動物小屋には(見えなかったが)鶏か何かの鳥がいるようだ。
干し柿は、秋の色である。
受付を済ませて園舎に入る。今年の会場は、めごたまこども園である。
この材料は、ジャングルジム用の杉材。
ジャングルジムを組み立てる時のヘルメット。
ペルメットには、「金山杉住宅をつくる会」のステッカーが貼ってあった。
開会式では、町長さんと町議会長さんの挨拶
一般参加で「木琴をつくる」為の注意事項を聞く。各班に分かれて、3つの教室に散らばる。
土台は杉、鍵盤は、6本の山形県産材で、同じ大きさで材質によって音程が違う。
ただし、キチンとした音階にはなっていない。あくまでも玩具仕様である。
サンドペーパーで角の面を取り、ビスで台座に固定する。その目印もキチンとメジャーが紙に印刷してあった。
残念ながら、出来上がった物は写真に撮っていない。参加費用1000円だが、後でキットの費用を聞いたら驚く価格だった。
そうだろうね、材料費も綺麗な物を揃えなければならないし、これまで形を仕上げるにも、人件費は高い筈。
教室から遊戯室に戻り、ジャングルジムの最後の仕上げに、ちびっこ職人が登場する。
このジャングルジムも、自分勝手には作れずにちゃんとした団体があり、各地で同じように作るにも、木材加工を普段プレカット工場に頼んでいる職人は入れないのだそうだ。これは厳しい。金山にはちゃんとした職人がいると言うことなのである。