無題・休題-ハバネロ風味-

私の視線で捉えた世の中の出来事を、無駄口、辛口、様々な切り口から書いてみました。

建築甲子園と高校デザインコンクール

2020-02-19 10:05:29 | 建築・都市・港

文祥館で13日から開催されていた建築甲子園とデザインコンクールの様子である。

こちらは建築甲子園で、全国で準優勝を獲得した新庄神室産業高校のブースで、最終選考でのDVDでの発表が流れている。

何故にこの形になったのか、何が目的だったのかが端的に判る上手なスピーチだった。

高校生達も素晴らしいが、一番にサポートしてくれた先生が偉いと思う。

こちらは高校デザインコンクール(卒業設計)の設計部門である。

個人が計画し作成したパネルで、建築士会では今までが設計書だったのをパネル2枚以内に決めた。

 

 

 

最優秀賞は鶴岡工業高校の佐藤さんで、中高一貫高校の地下に街並みを造る案だった。

 

 

若者達の発想も面白い物があったが、それをどうアピールするかが重要で有り、惜しい作品もあった。

こちらは模型部門である。

最近の傾向として、設計部門は個人で計画作成しなければならないが、模型はグループでも良い事になっているので、模型に流れる人が多い。

模型では、現存する建物を利用する事が多く、上手に造る技量は高くなっても、設計や企画は育たない。

造るのも楽しいし、時間はかかるが楽なのである。

これは最優秀賞を獲得した、隈研吾の浅草文化センター。

完成に至るまでの流れが判る。

これは、外壁の工夫が巧かった。

 

 

 

 

 

模型は、年々技量も上がり、力作が多くなった。
せっかく造ったのに見て貰えないとの意見から、昨年から文祥館での作品の一般公開も始まった。
沢山の人に見て貰いたいのと、工業高校関係者や生徒達にも、次の作品を造るのにも参考にして欲しいと思う。
切磋琢磨する人達が増えれば、お互いにより良い刺激にもなるだろう。

それから、年々 模型の大きさも大きくなり、会議用のテーブルを3台並べてやっと載る作品もある。
無制限に大きくして行って良いのかの意見もあるようだ。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

雪の山形・文祥館

2020-02-19 09:50:10 | 建築・都市・港

建築士会の理事会と高校デザインコンクールの後片付けで、山形へ向かう。
酒田では強風で雪は無く、内陸に行くに従って雪が舞って来た。
山形市でも珍しいほどの大きな雪が降って、文祥館の会議室から見た市内は雪国らしくなった。

が、帰りはすっかり溶けていた。

文祥館は、旧山形県庁で文化財で内部も修復されている。
内装も当時の物に近づけて補修されたが、見事なのは天井などの漆喰の左官仕上げである。
この部屋は見学だけ可能で、一般的な貸し出しはされていない。

山形市は普段歩いては気がつかないが、結構高低差がある。
文祥館のような大きな敷地では、東西でも高低差があり、東から入ると1階でも西側から見ると2階になる。
よって、中庭は地階の為の窓も有効に使えるスペースである。

階段の手摺りの細工や、窓のステンドグラスも大正初期の建築を知る重要な施設である。

ただ、大人数の理事会を行うには部屋が中途半端なので、常務理事会は文祥館で行い、理事会は近くの遊学館で行った。
遊学館は、最近県の図書館部分を大規模に改修した。昔から少しばかりの図書館はあったが、改修して初めて入る事が出来た。

会議室は3階である。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする