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山形からの帰り、随分と日が短くなったものだと感じながら、「春はあけぼの」のような鳥海山を眺めた。
毎日、暑い日が続き、それでも山形よりかは過ごしやすいと、酒田に住んでいる恩恵を感じる。
そんな下界に比べて、山の上はさぞかし寒いだろうと、想いを馳せる。
鳥海山に暫く登っていないなぁ。そんな体力はもうないかも。
鳥海山に暫く登っていないなぁ。そんな体力はもうないかも。
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助手席に乗りながら、太陽を眩しいとだけ見ていたので、せっかくの落日をカメラで撮すことさえ忘れていて、大慌てで追った。
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市内に入ると、右側の空に白い飛行機雲が現れた。
庄内空港に降りる気配はなく、大阪方面に向かっているものと思う。
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黄昏の街並みと飛行機雲。
ただ、酒田の空がこんなにも電線が張り巡らされた、田舎の代名詞のようだったのに、気付かされる。
中の口の橋付近になって、少しばかり電線が少なくなった所を撮す。