
今朝のワールドニュースに、イエメンの様子が放映されていた。
新型コロナがらみの医療関係のニュースだった。
イエメンでは医療崩壊が起こっており、医療従事者が病院から逃げて、コロナ以前に病気であってもみてくれる医者がいない。
たった一人の女性医師が残っていて、「私一人では助けられないかも。」の条件の元、一人の高齢の男性が娘によって運ばれて来た。
男性は手の施しようがなく、病院に着いて15分後に息を引き取る。
以前、この病院には国境なき医師団が来ていて、その時には助かる人もいたが、彼らが撤退をした後は、殆どの病人が生きて退院することが不可能になった。
広場に沢山の墓穴が掘られ、その数は千を超えている。
2-3日前に送られて来た国境なき医師団からのお便りは、丁度このイエメンの事が書かれており、日本人の医師とコーディネータ5人もその活動に携わっていた。
国境なき医師団は通称MSFと呼び、このMSFからお便りが来るのは過去に寄付をしたからで、貧乏で堪らない時を除き、少しづつ寄付を送っていた。
世の中には様々な寄付の仕方があると思うが、途中の抜き取りが多い団体もある。
そう言えば、先月ユニセフから電話が来ていた。昔は寄付してくれたのに、最近してくれないのは何故かと言う内容だった。
それに応えて、中抜きは必要経費だろうが、直接必要な人達に送る方が良いと判断して、MSFに送っていると告げた。
ついでに、ユニセフのTV広告が多い事、老夫婦が亡くなった後に家と土地をユニセフに寄付すると生前に決めるなどのCMも、どうなんだろうと余計なことを言った。
聞いている相手も大変だろうとは想像したが、寄付するのは私の自由だからね、最前線で苦労されている人達に応援したいと思う。